課長補佐、市調査後全データ削除…堺市情報流出
読売新聞 12月15日(火)14時37分配信

堺市の有権者約68万人分の個人情報がインターネット上で一時閲覧可能になった問題で、

市会計課の古矢敬一課長補佐(59)(14日付で懲戒免職)

が市の調査を受けた後、持ち出したデータをすべて削除していたことがわかった。
市は課長補佐が証拠隠滅を図ったとみており、この結果、事実解明が大幅に遅れたという。
市によると、今回の情報流出は、自治体による件数としては過去最多。

市は今年7月から課長補佐に対する聞き取り調査を開始。
その際、データの保存を指示したにもかかわらず、課長補佐は8月上旬、
ポータブルハードディスク内の36万ファイルと自宅パソコン内の59万ファイルをすべて削除したという。

このため市が業者に委託し、個人情報が含まれた可能性のある12万ファイルを復元して調べたところ、
184ファイルが一時、民間のレンタルサーバー内にあり、閲覧可能だったことが判明した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151215-00050125-yom-soci