河村・名古屋市長:市立中bフ冷房設置費「麹bキぎ」 1教試コ370万円、試s教委算出に難瑞F /愛知

 ◇経費削減検討を要請へ
 名古屋市教委が、市立中学校の教室への冷房設置費を1教室約370万円と算出したことに、河村たかし市長が「(高すぎて)
私の経済感覚では考えられない。クーラーは1台20万円くらいだし、教室では2台で十分」と難色を示している。市教委は
13年度予算で中学校93校(約1800教室)への冷房設置費72億2000万円を予算要求しているが、市長との交渉は
難航しそうだ。
 名古屋市では、市立小中学校の教室には一部しか冷房がなく、市民や市議会が長年、市に設置を要望。河村市長は昨年、要望を
聞き入れて12年度予算に調査費を計上した。
 市教委の調査では、教室(約65平方メートル)は天井が高く、大勢の生徒が密集して授業を受けるため冷房の効率が悪い。
また名古屋市の中学校はベランダがないため、室外機の設置に足場を組む必要があり、設置費72億のうち、クーラーの本体費用
(25億円)を上回る30億円の設置工事費がかかる。設計費などにも17億円かかるという。
 他の政令指定都市の1教室あたりの冷房設置費は、川崎市が約215万円、京都市は約160万円で、名古屋市の見積もりより
150万円以上安い。
 名古屋市教委は「名古屋市は他都市に比べて余分な工事が必要。だが入札をすれば多少費用は下がる」と説明する。
 河村市長は21日の定例記者会見で「クーラーを付けるのはいいが、(金額について)市民がどう思うか」と述べており、市教委に
経費削減の検討を求める方針。

http://mainichi.jp/area/aichi/news/20130127ddlk23100067000c.html