>>40
じゃ、ちゃんと答えましょう。
さいたま市が政令指定都市になるに当たって、
浦和・大宮をいくつに分割するかが一つの焦点になりました。
第一案として京浜東北線・高崎線を分断線にして2分割する案です。
そうすると浦和西区・浦和東区・大宮西区・大宮東区・与野区の5区で
県議の定数は3・3・3・3・1となります。
これでは自分が当選できない、共産党に議席を取られると警戒した自民党公明党が
今の4分割案を推し進めて行ったと言う経緯があります。

平成11年のいっせい地方選挙で、
共産党は定数2の狭山市、定数6の川口市で2議席を取るなど10議席を取り、
土屋県政にとって鬱陶しい存在、更に旧浦和・旧大宮で1議席ずつに留めていたのに
さいたま市が定数3の選挙区すべてに共産党が入ればますます勢いづくと警戒しました。

その結果、生活圏や学区を全く無視してHの字に浦和・大宮を分割する今の区割り案になりました。
区名についても大問題になりましたがこの経緯は省略。

ま、今となっては共産党も社民党のような泡沫の存在だけど、
その当時はなるべく、小選挙区(定数1、仕方なく2)にして、自民公明が独占できる環境を作りたかったんです。
しかし、政令市移行直後の平成15年のいっせい地方選挙では
全県的に議席を後退させても、しぶとく見沼区で共産党は議席を取りました。

さて、今回はどうでしょう。