大村知事、がれき受け入れ説明会へ調査検討 

 愛知県の震災がれき受け入れ計画で、関連費を含む県提出の補正予算案が14日の県議会臨時会で
原案通り可決されたのを受け、大村秀章知事は記者会見し「がれき受け入れ計画の全体像をできるだけ
早く作って、地元説明会の開催に向けて調査検討を進めていきたい」と述べた。
 がれき受け入れのための費用を含む補正予算案をめぐっては、5日まで開かれた県議会6月定例会で、
自民が一部の費用を削除した修正案を提案し、自民と無所属1人の計52人の賛成で可決。これを不服と
する大村知事が再議に付し、14日の臨時会で自民修正案が、可決に必要な3分の2以上の賛成に届かず
否決。最終的に県の予算案が、自民も賛成に回って原案通りに可決される異例の展開となった。
 知事は「賛成をいただいたことは大変ありがたい」と議会側に感謝。夏にも開催する住民説明会に自ら
出席するかは「地元自治体とも相談して、一番いいやり方で説明していきたい」と述べるにとどめた。
 7千万円の補正予算案には、希望する市町村で実施する試験焼却費や、県内3市の処理施設の候補地での
住民説明会費、3市の住民が被災地を訪れる見学会費などが盛り込まれている。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012071490201055.html