東日本大震災:がれき処理「県民の納得、難しい」 知事、国の回答に不満 /愛知

 環境省は5日、東日本大震災で生じたがれきの広域処理についての県の質問書への回答書を、県に届けた。
大村秀章知事は「ある程度前進がみられたが、自治体に判断を任せている部分などがある。現状では県民に
納得してもらうのは難しい」と話した。
 環境省は、焼却処理するがれきの受け入れ基準の目安について、放射性セシウムが1キログラム当たり
240〜480ベクレルで十分安全性を確保できるとしている。また、焼却灰を埋め立てる際、1キロ当たり
8000ベクレルまでなら50センチの覆土を保つことで跡地利用に問題はないとし、受け入れに協力を求めて
いる。
 県は市町村などに回答内容を知らせ、1カ月程度かけて意見を集約し、対応を検討する。
毎日新聞 2012年3月6日 

http://mainichi.jp/area/aichi/news/20120306ddlk23040146000c.html