>>572
公明はもはや、上からの指示で動く政党ではない。たとえば沖縄公明の場合、
先の名護市長選で公明党沖縄県本部は自主投票を決定した。
前段として、既に公明党沖縄県本部は普天間基地沖縄県外移設の提言を公表している。
この間、自民党本部は東京の公明党本部に対して、
沖縄公明を辺野古移設賛成派投票で説得するよう要請していたものの
公明党本部は、公明党沖縄県本部の自主投票決定を党本部として承認する手続きを見送る、
として放置することで、事実上は黙認した。
今春の沖縄市長選に関して、自民党系有力支持者会合は公明党沖縄県本部幹事長の擁立を決定したが
公明党沖縄県本部幹事長はこれを辞退した。

さかのぼって、維新と公明との協力関係、
維新が衆院選で公明出馬の大阪・兵庫府県域選挙区に候補者を擁立しない、のと引き換えに
公明は大阪府市議会で維新に審議協力する、のにしても
公明党本部は、大阪のことは公明党大阪府本部の自己決定に任せる、とした。
維新と公明とが大阪府市議会で審議協力関係を実行している最中にも、
東京の公明党本部はメールマガジンにおいて党代表が日本維新の会批判を繰り広げた。

現状の公明は、第一線・末端の党員において消費増税への不満がかなり強い。
党幹部も総動員で説得に当たらなければならない。
ましてや平和と福祉の党を自他共に認めるのであるから、
改憲や集団的自衛権に関してはもはや言うまでもない。

党本部が大阪公明に都構想推進で圧力を掛けるなどとは、あり得ないことだ。
そのようなことがもしも事実であるとするなら、なぜ堺市長選で
公明は表向きは自主投票を言い、都構想反対派が選挙に勝利したのか。