河村市長が知事に審査申し立て 再可決の条例など

 名古屋市の河村たかし市長は18日、市議会に再議を求めた「事業仕分け条例」と
市政運営計画「中期戦略ビジョン」の2件が、9月議会で同内容で再可決されたことに
対し「議会の権限を越えている」として、愛知県知事に審査を申し立てた。
 地方自治法などにより、知事は90日以内に内容を審査。議会の権限を越えた議決と
判断すれば、取り消しの裁定を出せる。審査結果に不服があれば、市長、議会とも
60日以内に提訴できる。
 河村市長は記者会見で、事業仕分け条例について「議長が選んだ市議が仕分けに加わるなど、
方法を市長に強要している」と指摘。中期戦略ビジョンは市長公約の一部が修正されており
「政治理念を強制的に変えていいのか」と批判した。

http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010101801000534.html