https://www.math.columbia.edu/~woit/wordpress/

望月/IUT/ABC予想の武勇伝は続いており、望月は本日「IUTを取り巻く現状に関する簡単な報告」を発表した。
この新しい文書の要点は、望月の主張するABC予想の証明を批判する人々が、
ヨーロッパ数学会の行動規範に「非常に重大な違反」をしていると非難することにあるようだ。
これは次のような奇妙な表現に基づいている。

数学者は、新定理の可能性や特定の数学的問題の解決について、
その詳細を適時に提供することができない限り、公に主張すべきではない。

ショルツェとスティックスによる、重要な系3.12の有効な証明はないという主張に対して。
私には、この言語に違反する危険性があるのは望月の方であり(彼はこの定理の説得力のある証明をしていない)
ショルツェでもスティックスでもないと思われる。
証明責任は新しい定理を主張する人にあるのであって、
主張された証明が不満足である場所を指摘する専門家にあるのではない。
特にショルツェは、以下で詳細な論証を行っている。

https://ncatlab.org/nlab/files/why_abc_is_still_a_conjecture.pdf
https://zbmath.org/pdf/07317908.pdf
https://www.math.columbia.edu/~woit/szpirostillaconjecture.pdf

望月はこれに対して156ページに及ぶ文書で反論しているが、
基本的にショルツェは初歩的な論理学の単純な問題を理解していないと主張している。