>>699
>>1)可算無限長数列の決定番号の期待値は、無限大に発散している
>この期待値の確率空間を教えてもらえますか?

ゼミの先生の疑問符が、ついたようだ>>700
とりあえず私はスルーw

1)まず、任意の決定番号 dが、自然数Nの元であることは、>>701の2)に書いた
 逆に、任意のd∈Nをとって、dから先が一致する同値類内の無限列を構成出来て(d-1番目は不一致)
 それを例えば無限列rxとして、rxを代表とできるから、rxのdを決定番号とできる
 よって、一つの同値類における代表dの集合をDと書くと、D=Nだね
2)さて、「箱入り無数目」の一つの同値類内の可算無限列の集合をΩとして
 つまり rx∈Ω で、Ωは非可算濃度であることは、>>661などに書いた
 Ωの一つの元 rxから、決定番号dが決まり、dは自然数である
 >>524の関数hを借用して
 h:Ω→D(=N) を考える
 この逆関数 h^-1 を考える。あるdに対応する Ωの元たち(無限列rxたち)は、多数ある
 明らかに、dの増加に対して、Ωの元たちの濃度は増大する(証明はいままで述べたので略す)
 だから、Ωを考えて、決定番号Dの期待値(平均値)を、考えると、N同様発散している(証明は背理法による(>>702の2)))
 なお、強調しておくが、上記のとおり決定番号Dは、一様分布ではない(dを決める代表の分布を反映する)
(また、確率論のプロなら、関数hの可測性を問題にするかもね。この関数の可測性は、ヴィタリの集合の非可測とは異なることを付言しておく)
3)ああ、この期待値の確率空間だったね
 確率空間の記号を下記にならって、 (Ω, F, P) としよう
 但し、いまの場合Ωは、発散する非正則分布なので、コルモゴロフの公理 P(Ω)=1は満たせない
(詳しくは、https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1674744315/713 非正則事前分布を見よ >>601
 Fは、「事象 d > Dの期待値」からなる
 P(d > Dの期待値)=0 です

(参考)
http://www.math.kobe-u.ac.jp/HOME/higuchi/index.html
樋口保成 神戸大
講義情報
http://www.math.kobe-u.ac.jp/HOME/higuchi/h23kogi/h23kouki/p1-2.pdf
1.1. 確率空間
1.1.4 確率と確率空間
確率空間 (Ω, F, P)
以上