>>38
拡張された結果が既に存在していて車輪の再発明に過ぎなかったのだとしても、
話の本質は変わらない。

初めてその拡張に到達した人間は、定理Aの証明を読んで理解した上で拡張に到達したわけで、
人類全員が証明を読まず結果だけ受け入れるスタイルだったら、「定理Aは適用できない」で
全滅してしまい、未だに定理Aは誰も拡張してなかったということになる。
その場合、他の人を出し抜いて定理Aの証明を読んで理解した人間が初めて定理Aの拡張にありつける。

つまり、証明を読まず結果だけ受け入れるスタイルだったら、
結局は「拡張のチャンスにありつけた」という機会を自ら放棄することになる。
「大抵の場合は車輪の再発明だから、証明など気にせず定理のユーザーに徹していればよい」
などと思っていると、将来的に訪れるかもしれない本当のチャンスまで失ってしまう。