欲しい結果のために既存の定理Aを使おうとしたけど微妙に適用範囲外で、
定理Aの証明を読んで障害となっている部分を特定して証明ごと改良したら
欲しい結果に到達できた(当然ながらこの過程で定理Aが少し拡張できている)、
・・・という経験はある。

証明を読まず結果だけ受け入れるスタイルだったら、
「定理Aは適用できない」で終わってしまい、先に進めなかったはず。少なくとも、

「定理Aの証明を読んで理解すれば定理Aの拡張のチャンスにありつけた」

という機会を自ら放棄していたことになる。