内閣がさせたい研究や技術開発をさせるための下部組織として科学技術庁があったのに、
そういうのと文部省がくっついてしまったから、旧科学技術庁的な派が勢力を持ち
文部科学省の性格を変えてしまって、学問学術の府が何でも閣議決定の内閣の
下部組織に変質してしまったのだと思う。
 閣議決定でどんどんと法律案をセットでロクに質疑も説明もせずに通すから、
知らないうちに国民などにとって損な内容の法律や制度もどんどんと敷かれて
行き、気が付いてみたらすっかり方向性が決められていて敷かれたレールの
一本道にしか進めないようにされていて崖から落ちるのを待つばかりになって
いたと分かったときにはもう遅い。外国との戦争にでもなれば、もはや国内
のみの努力では停まらなくなることは既に歴史が実証ずみだし。