前に誰かが推奨してたけど、望月の出張講演資料の
[11] 数論的Teichmuller理論入門 (京都大学理学部数学教室 2008年5月)
が分かりやすい。そのうち、特に「談話会」がコンパクト。
http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~motizuki/2008-05%20danwakai-ohp-jpg.pdf

・特定のスキーム(環)等を問題にするのではなく、そのスキームたちを統制する「抽象的組合せパターン」を主役として考える。
・数体の異なる素点での幾何(スキーム論=環論では直接に「連絡不能な幾何」の間の連絡を実現する)
・logは環構造と両立しない。従ってスキーム(環)の幾何の中では扱えないが、Galoisと両立するため、先ほどの定理により、絶対遠アーベル幾何の枠組みで扱える
 ⇒Woitブログで、ScholzeがUFに何度か「The logarithm map is not a map of rings」と述べて対立した箇所。

しかし、環論で直接に出来ないことを、遠アーベルの枠組みで扱う理念を、既存の数学に書き換えることが、そもそも出来るのかな。
(遠アーベルの枠組みで議論するべきなのでは)