>>136-139

うーん(^^

1.例えば、y=1/x^2 という実関数を考えます
2.この関数は、x=0に極を持ち、x=0で不連続と考えられます(不連続なのは この1点のみです)

3.さてΔx>0で、Δxを小さくとってx=0の すぐ近くの点 x=0+Δxでの連続性を考えます
 この時、y=1/(Δx)^2です
 (Δx>0は 任意に小さく取れます。つまり、繰返しますが 不連続点はx=0のみです!)
4.ところで、y=1/(Δx)^2となるxは 2点有って、+1/Δxと-1/Δx とが考えられます!
 つまり、δだけで決めると、±√(1/δ)の2つの点の xが求まります

5.いま、証明したいことは、「点 x=0+Δxでの連続性」ですから
 x=0を含まないように 小さくεを取って、Δx>ε>0 の範囲内に収まるようにして ε-δ論法を適用すれば良いのです
6.しかし、上記4項と5項に 無頓着に
 「δだけで決められる」とか考えて「 x=0 を含む」となると
 ε-δ論法が 正常に使えないことになるのです
 (ちゃんと、問題の点 x=0+Δxの近傍のみ で考えるべし! です )