【理3悲報】 高専>理3
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700 返信:名無しさん@1周年[] 投稿日:2020/01/15(水) 21:53:53.58 ID:wm2kzIQN0 [3/4] >>694 高専から来る人は東大のトップレベルと肩を並べられる人は多いよ ただこんなのが高専代表とか見られるとたまったもんじゃないだろうな 166 :132人目の素数さん [] :2020/02/19(水) 21:35:43.20 ID:uEqHPqUi (1/3) こんな高校生向けの参考書が10万円超えていますね。 https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t705090901 167 :132人目の素数さん [] :2020/02/19(水) 21:37:47.69 ID:uEqHPqUi (2/3) 「数学の本 多量40冊 だいぶ天才の資料本かと思います。」だそうです。 page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w371393420 168 :132人目の素数さん [] :2020/02/19(水) 21:40:07.97 ID:uEqHPqUi (3/3) 「数学の本 多量29冊 だいぶ天才の資料本かと思います。」だそうです。 天才が、妙なところに「溝畑茂」などと異様にでかい手書きの文字を書くでしょうか? https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b448142068 174 :132人目の素数さん [] :2020/02/20(木) 18:21:57.01 ID:oejOo+fn (1/2) Donald Knuthさんから小切手が届きました。 予想よりずっと早く届きました。 まだ中は開けていません。 175 :132人目の素数さん [] :2020/02/20(木) 19:07:19.25 ID:oejOo+fn (2/2) 今回は、たまたま、開いたページに誤りがあっただけです。 これから誤りを見つけるためにもう少し真剣にTAOCPを読もうと思います。 193+1 :132人目の素数さん [] :2020/02/21(金) 09:47:36.00 ID:y0Ox0M7p (1/2) >>191 誤植というのは、どういう種類の誤植なんですか? 致命的な誤りはあるんですか? 194 :132人目の素数さん [] :2020/02/21(金) 09:48:38.26 ID:y0Ox0M7p (2/2) 致命的な誤りがあるなら、「まつしまよそう」になってしまいますね。 204+1 :132人目の素数さん [] :2020/02/21(金) 18:11:02.39 ID:y0Ox0M7p (3/5) 高橋陽一郎さんの岩波書店から出ている微分積分の本を借りてきました。 癖のある本ですね。 検索して分かったんですが、故人なんですね。 ワイエルシュトラスの多項式近似定理のところに大数の弱法則についても書いてありますね。 205 :132人目の素数さん [] :2020/02/21(金) 18:15:45.51 ID:y0Ox0M7p (4/5) 積分を定義するのに、単関数とかいうのを使っています。 これって変わっていますよね? 206 :132人目の素数さん [] :2020/02/21(金) 18:18:51.36 ID:y0Ox0M7p (5/5) >>204 この本は現代数学への入門シリーズの中の本ですが、初学者向きじゃないですよね。 既に分かっている人が毛色の違う説明を読んでためになることもあるかもしれない という類の本ですよね。 260+1 :132人目の素数さん [] :2020/02/24(月) 12:08:16.11 ID:P3VSkUrp (1/2) >>259 その代数学っていう本ですけど、線形計画法とか書いてありましたよね、確か。 264+2 :132人目の素数さん [] :2020/02/24(月) 13:30:18.82 ID:P3VSkUrp (2/2) 微分積分の教科書に多変数関数の極大極小の話は要らないですよね。 そういう応用的な話は必要な人だけが勉強すればいいと思います。 志村五郎さんは必要だと言っていましたが。 線形代数の本に線形計画法の話が必要でないのと同じことです。 278 :132人目の素数さん [] :2020/02/24(月) 19:52:40.40 ID:P3VSkUrp (3/6) >>267 最大最小値の定理は要ると思います。 多変数関数の極大極小にはページ数も必要ですし、不要です。 多変数の微分については、 偏微分 全微分 テイラーの定理 逆写像定理 陰関数定理 くらいのトピックだけでいいのではないでしょうか? 279 :132人目の素数さん [] :2020/02/24(月) 19:57:01.17 ID:P3VSkUrp (4/6) 杉浦光夫著『解析入門1』を読んでいます。 誤りを発見しました。 Knuthさんなら小切手をくれるところですね。 「 特に多変数函数では導函数 f'(x) は行列値函数となるが、 この f'(x) を積分しても元の実数値函数になるわけではない。 」 などと書かれています。 「 特に多変数函数では導函数 f'(x) は行列値函数となるが、 この f'(x) を積分しても元のベクトル値函数になるわけではない。 」 が正しいですよね。 280 :132人目の素数さん [] :2020/02/24(月) 19:58:06.50 ID:P3VSkUrp (5/6) 杉浦光夫さんはなぜ、 f'(x) を線形写像ではなく、行列としたのでしょうか? 281 :132人目の素数さん [] :2020/02/24(月) 19:58:32.16 ID:P3VSkUrp (6/6) Rudinや松坂和夫さんの本のほうが抽象的ですね。 287 :132人目の素数さん [] :2020/02/24(月) 22:23:16.60 ID:P3VSkUrp (7/7) やっと第2巻が出ますね。 これは注文します。 代数学 改訂新編 第2巻 (日本語) 単行本 ? 2020/3/27 藤原松三郎 (原著), 浦川 肇 (著, 編集), 木 泉 (著, 編集), 藤原毅夫 (著, 編集) 289 :132人目の素数さん [] :2020/02/25(火) 09:37:34.68 ID:YDqD5kJZ (1/3) 連立一次方程式を解いたり、階数という概念が出てきますよね。 290 :132人目の素数さん [] :2020/02/25(火) 12:46:48.14 ID:YDqD5kJZ (2/3) 松坂和夫著『解析入門中』の陰関数定理と階数定理のところを読み終わりました。 積分について早く読みたいのですが、松坂さんの本よりもJames R. Munkres著『Analysis on Manifolds』のほうが 分かりやすそうなので切り替えることにします。 松坂さんの本は積分の前に複素関数論が入るんですよね。 291 :132人目の素数さん [] :2020/02/25(火) 12:47:33.52 ID:YDqD5kJZ (3/3) ちなみにMunkresさんの本も f'(x) は線形写像ではなく行列です。 296 :132人目の素数さん [] :2020/02/25(火) 18:55:47.07 ID:YDqD5kJZ (4/4) その解析学の演習書ですけど、英語の演習書でより優れたものはないんですか? 300 :132人目の素数さん [] :2020/02/25(火) 20:55:38.34 ID:YDqD5kJZ (5/9) James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 積分のところですが、ちょっと面白い証明を見つけました。 301 :132人目の素数さん [] :2020/02/25(火) 21:04:14.60 ID:YDqD5kJZ (6/9) If Q is a rectangle in R^n and if P is a partition of Q, then v(Q) = Σ_{R} v(R), where the summation extends over all subrectangles determined by P. みなさんなら↑の命題をどう証明しますか? 302+1 :132人目の素数さん [] :2020/02/25(火) 21:11:04.37 ID:YDqD5kJZ (7/9) Q = [a_1, b_1] × … × [a_n, b_n] とし、 a_1 = t_{0, 1} < t_{1, 1} < … < t_{k_1, 1} = b_1 a_2 = t_{0, 2} < t_{1, 2} < … < t_{k_2, 2} = b_2 … a_n = t_{0, n} < t_{1, n} < … < t_{k_n, n} = b_n v(Q) = (b_n - a_n) * … * (b_1 - a_1) Σ_{R} v(R) = ↑の式の右辺を分配法則を使って展開したもの。 ∴v(Q) = Σ_{R} v(R), 思いついたのは、こんな証明ではないでしょうか? 303 :132人目の素数さん [] :2020/02/25(火) 21:15:23.73 ID:YDqD5kJZ (8/9) >>302 訂正します: Q = [a_1, b_1] × … × [a_n, b_n] とし、 a_1 = t_{0, 1} < t_{1, 1} < … < t_{k_1, 1} = b_1 a_2 = t_{0, 2} < t_{1, 2} < … < t_{k_2, 2} = b_2 … a_n = t_{0, n} < t_{1, n} < … < t_{k_n, n} = b_n v(Q) = (b_1 - a_1) * … * (b_n - a_n) Σ_{R} v(R) = [(t_{k_1, 1} - t_{k_1-1, 1}) + … + (t_{1, 1} - t_{0, 1})] * … * [(t_{k_n, n} - t_{k_n-1, n}) + … + (t_{1, n} - t_{0, n})] を分配法則で展開したもの ∴v(Q) = Σ_{R} v(R), 思いついたのは、こんな証明ではないでしょうか? 304 :132人目の素数さん [] :2020/02/25(火) 21:17:07.25 ID:YDqD5kJZ (9/9) Munkresさんの証明はエレガントです。 可積分かどうかを判定するThe Riemann conditionを使って証明しています。 307 :132人目の素数さん [] :2020/02/26(水) 08:51:27.27 ID:M89KKFYm >>305 杉浦光夫さんの本でもそうですが、分割といえば「網状分割」しか考えません。 で、Munkresさんの証明ですが、おそらく一般の分割に対しても適用できると思います。 >>303 杉浦光夫さんの本に「網状分割」の場合の証明ですが、 n に関する帰納法で証明しろと書いてありました。 一般の分割に対しても帰納法で証明するんですか? 312 :132人目の素数さん [] :2020/02/26(水) 18:14:09.08 ID:M89KKFYm James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 「measure zero」って何か分かりにくいですね。 慣れるまで大変そうです。 316 :132人目の素数さん [] :2020/02/27(木) 12:26:24.93 ID:n2CwvkWR (1/5) 「measure zero」がどうのこうのって面倒ですね。 「measure zero」の集合 A をカバーする長方形たちの個数を有限個に制限すると、 それらの体積の和が ε 未満にできなくなったりするんですね。 一見、有限個にすると有利になりそうですけど。 317 :132人目の素数さん [] :2020/02/27(木) 12:31:51.69 ID:n2CwvkWR (2/5) 体積の和を ε 未満にするためには一つ一つの長方形の体積を非常に小さくする必要があるけれども、 長方形の数を有限個に制限すると、長方形が小さすぎて、 A を覆えなくなってしまうんですね。 318+1 :132人目の素数さん [] :2020/02/27(木) 12:42:10.73 ID:n2CwvkWR (3/5) James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 長方形上の有界関数 f が積分可能であるためには、その長方形上で f が不連続になる点の集合が measure zero であることが必要十分条件である という定理の証明ですが、3ページ半の長さです。 これから読もうと思います。 319 :132人目の素数さん [] :2020/02/27(木) 12:50:18.05 ID:n2CwvkWR (4/5) 逆写像定理や陰関数定理はまっとうな大定理という感じでその証明を読む気がおきますが、 >>318 のような定理の証明はちょっと読みたくないですよね。 321 :132人目の素数さん [] :2020/02/27(木) 21:45:01.95 ID:n2CwvkWR (5/5) 長方形上の有界関数 f が積分可能である ⇒ その長方形上で f が不連続になる点の集合は measure zero である の証明ですが、どうやってそんな証明を思いついたのかというような証明でした。 327 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 06:35:11.68 ID:hF3qF87H (1/4) 斎藤毅さんの『数学原論』が楽しみですね。 329 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 09:37:37.00 ID:hF3qF87H (2/4) James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 ↓Fubiniの定理ですが、一般的でいいですね。 杉浦さんや松坂さんの本では、 f は連続であると仮定されています。 https://imgur.com/lmBXTwF.jpg 331+1 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 11:31:08.59 ID:hF3qF87H (3/4) 数学原論 これから出る本 斎藤 毅 著 ISBN978-4-13-063904-0発売日:2020年04月20日判型:A5ページ数:360頁 自然科学 > 数学 内容紹介 数学は1つである――線形代数と微積分を柱に,集合と位相のことばで書かれた現代数学の基礎の先にはどのような世界が広がるのだろう.代数・幾何・解析が有機的に結合,交差し,数学をつくりあげるようすを圏論的視点から解説する,「21世紀の『数学原論』」. 主要目次 はじめに この本の使い方 第1章 圏と関手 第2章 環と加群 第3章 ガロワ理論 第4章 ホモロジー 第5章 微分形式 第6章 複素解析 第7章 層 第8章 曲面と多様体 第9章 リーマン面 第10章 楕円曲線 おわりに――ブルバキ『数学原論』について 332 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 11:32:41.69 ID:hF3qF87H (4/4) >>331 これってどんな本なんですかね? 複素解析を1つの章で解説なんてできないですよね? ということはお話的な本になるんですかね? 具体的計算は何もできなくても、形式論なら可能でしょ 345 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 19:46:24.29 ID:hF3qF87H (5/12) James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 Fubiniの定理の証明は全部で3ページですが、Step 1を読み終わりました。 なんだか地味な証明ですね。 347 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 20:50:05.45 ID:hF3qF87H (6/12) >>346 松坂和夫さんも読者のことを考えて、位相空間のまえにユークリッド空間の距離の話を持ってきた と書いています。 でもいきなり位相空間の話をしたほうが逆に分かりやすいと思うんですよね。 そのあとで具体例としてユークリッド空間を出せばいいと思います。 349 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 20:51:02.22 ID:hF3qF87H (7/12) 位相空間とマトロイドってなんか似ていませんか? 352 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 21:07:01.43 ID:hF3qF87H (8/12) 位相空間の話は一種のゲームだと思って読めばいいですよね。 355 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 21:20:33.79 ID:hF3qF87H (9/12) >>354 その割には、内容を絞りすぎていませんか? 『微積分』という本についてもそうですが。 357+1 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 21:29:22.70 ID:hF3qF87H (10/12) James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 3ページに渡る証明を読み終わりました。 地味でひらめきのない証明でした。 358 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 21:29:49.49 ID:hF3qF87H (11/12) >>357 訂正します: James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 Fubiniの定理の3ページに渡る証明を読み終わりました。 地味でひらめきのない証明でした。 359 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 21:30:58.08 ID:hF3qF87H (12/12) Munkresさんの証明が悪いというわけではなく、定理自体が地味なひらめき感のない定理だということです。 363+1 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 22:53:25.96 ID:hF3qF87H (13/16) 伊理正夫さんが数学書にもバリアフリーが必要とか書いていましたね。 364 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 22:57:12.98 ID:hF3qF87H (14/16) James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』ですが、非常にいい本です。 Munkresさんの『Topology』も非常にいい本です。 Spivakさんもいい書き手だとは思いますが、細部まで極めて丁寧なのがMunkresさんです。 365 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 22:58:35.60 ID:hF3qF87H (15/16) Munkresさんはアルゴリズムの分野でも業績がありますよね。 366 :132人目の素数さん [] :2020/02/29(土) 22:59:45.33 ID:hF3qF87H (16/16) Donald E. Knuthさんから来た小切手ですが、封筒にダメージを与えるのが何となく嫌でまだ開けていません。 そろそろ開けてみようと思います。 371+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/01(日) 10:28:12.64 ID:cjy4BjeS (1/7) 新井仁之著『これからの微分積分』を読んでいます。 方向微分の定義↓がひどすぎます。 これではなぜ方向微分というのかよく分かりませんよね。 v ∈ R^d ||v|| = 1 f : R^d で偏微分可能な R^d から R への関数 とする。 ∂f / ∂v = ∇f(x)・v を f の x での v 方向の方向微分という。 372+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/01(日) 10:37:18.26 ID:cjy4BjeS (2/7) >>371 この定義だと f が微分可能でない場合にも方向微分が定義されることになりますが、 そのメリットって何かありますか? 375 :132人目の素数さん [] :2020/03/01(日) 11:44:48.80 ID:cjy4BjeS (3/7) フリーマン・ダイソンさんが亡くなったそうですね。 とっくに亡くなっていたと思っていたんですが、意外です。 377 :132人目の素数さん [] :2020/03/01(日) 12:13:55.03 ID:cjy4BjeS (4/7) https://en.wikipedia.org/wiki/James_Munkres Munkresさんって存命だったんですね。 378 :132人目の素数さん [] :2020/03/01(日) 12:14:57.27 ID:cjy4BjeS (5/7) なんか数学書の著者ってなぜか年寄りが多いから、どんどん亡くなっていく印象がありますよね。 379 :132人目の素数さん [] :2020/03/01(日) 12:31:15.37 ID:cjy4BjeS (6/7) 別巻「激動の20世紀数学」を語る(猪狩 惺,小野 孝,河合隆裕,高橋礼司,竹崎正道,服部晶夫,藤田 宏) ↑これって大丈夫なんですかね? 380 :132人目の素数さん [] :2020/03/01(日) 14:19:12.42 ID:cjy4BjeS (7/7) Munkresさんの『Analysis on Manifolds』最高です。 これを超える本はちょっと考えにくいです。 381 :132人目の素数さん [] :2020/03/01(日) 14:41:18.37 ID:cjy4BjeS (8/8) Munkresさんの『Analysis on Manifolds』のおかげで、今年中には微分幾何学の本を読み始めることができそうです。 391+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/02(月) 15:12:24.38 ID:19rHgEyM Munkresさんの『Analysis on Manifolds』があまりにもいい本なので、ハードカバー版を買い増ししようか迷っています。 アマゾンで17496円ですね。 アメリカのアマゾンでも送料考えると大差ないですね。 409+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/03(火) 18:02:35.93 ID:bJ1Wt3F4 (1/2) S を有界な R^n の部分集合とする。 S の境界の measure が 0 でないような例を教えてください。 410 :132人目の素数さん [] :2020/03/03(火) 18:06:44.35 ID:bJ1Wt3F4 (2/2) あ、調べたら出てきました。 ですが、異常な例ですね。 415+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/03(火) 21:24:13.92 ID:bJ1Wt3F4 (3/3) できるだけ演習問題は解きたくないと思っていますが、measure zeroとかそのあたりは演習問題を解いたほうがいいかもしれませんね。 426 :132人目の素数さん [] :2020/03/04(水) 12:09:51.43 ID:rKGXPWsx James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 Let S be a bounded set in R^n; let f : S → R be a bounded continuous function. Let E be the set of points x_0 of Bd S for which the condition lim_{x → x_0} f(x) = 0 fails to hold. If E has measure zero, then f is integrable over S. ↑この定理ですが、なんか何が言いたいんだか分かりにくいですよね。 Bd S がmeasure zeroの場合には、 f は S 上で積分可能ですから、対象としているのは、 Bd S がmeasure zeroでない場合なんですよね。異常なケースにどうかということですね。 440 :132人目の素数さん [] :2020/03/04(水) 19:41:24.18 ID:rKGXPWsx (2/4) S をmeasure zeroな集合とします。 このとき、 ∫_S 1 = 0 かと思ったんですが、違うんですね。 S = Q^n とすると、 S はmeasure zeroな集合ですが、 1 は S 上で積分できません。 442 :132人目の素数さん [] :2020/03/04(水) 20:17:13.06 ID:rKGXPWsx (3/4) 江沢洋・上條隆志編『物理学と数学』を読んでいます。 小平 「僕はコロキュウムを聞いても、まず大ていわからないですね。」 … 小平 「僕はとてもだめですね。コロキュウムなど何のために話を聞きに行くかわからないんですよ。 知っていることならわかるけれども、知らないことを聞いたってわからない。何のためにいっているのか。 一説によると、ときどき脳味噌を刺激しないと眠っちゃうから、わかっても、わからなくても聞く(笑)。」 などと小平邦彦さんは発言しています。 講義も似たようなところがありませんか?本があるわけですから、要らないという考えの人もいますよね? 443 :132人目の素数さん [] :2020/03/04(水) 20:26:05.55 ID:rKGXPWsx (4/4) 江沢洋・上條隆志編『物理学と数学』を読んでいます。 江沢 「数学というのは覚えることがたくさんあるという感じがするんですけれども。」 山内 「非常に多いです。記憶力の問題ですよ。」 小平 「そうでもないですがね。」 物理のほうが覚えることが多くないですか? 447 :132人目の素数さん [] :2020/03/05(木) 11:43:24.83 ID:Cadh90+s (1/5) James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 ↓これって成り立ちますか? f がmeasure zeroな集合 S 上で積分可能とする。 このとき、 ∫_S f = 0 である。 448 :132人目の素数さん [] :2020/03/05(木) 11:50:01.20 ID:Cadh90+s (2/5) あ、成り立ちますね。 449 :132人目の素数さん [] :2020/03/05(木) 11:50:35.31 ID:Cadh90+s (3/5) measure zeroな集合がらみの話ってちょっとしたことでも面倒ですよね。 450 :132人目の素数さん [] :2020/03/05(木) 11:52:39.21 ID:Cadh90+s (4/5) Let Q be a rectangle in R^n; let f : Q → R; assume f is integrable over Q. If f vanishes except on a set of measure zero, then ∫_Q f = 0 という定理を適用すればいいわけです。 451 :132人目の素数さん [] :2020/03/05(木) 11:56:47.81 ID:Cadh90+s (5/5) >>440 の話とも関係がありますね。 455 :132人目の素数さん [] :2020/03/05(木) 21:26:47.43 ID:Cadh90+s (6/7) James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 積分のところを読み切るのに時間がかかりそうなので気分転換に、第6章の微分形式のところを読み始めました。 Prefaceに載っているダイアグラムによれば、第1章と第2章を読んでいれば第6章は読めるそうです。 さすが、Munkresさんです。 テンソルについても非常に分かりやすいです。 456 :132人目の素数さん [] :2020/03/05(木) 21:58:36.27 ID:Cadh90+s (7/7) Munkresさんは教科書書きの天才だと思います。 467+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/06(金) 17:47:35.60 ID:kLdlq8Gi (1/6) James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 第6章の微分形式のところですが、置換の基本的な性質まで証明しています。 まさにself-containedな本です。 日本人の著者にも見習ってほしいですね。 468 :132人目の素数さん [] :2020/03/06(金) 17:56:23.80 ID:kLdlq8Gi (2/6) Munkresさんはアルゴリズムの分野でも名を残していますよね。 なんかコンピューターサイエンスの人って証明を詳しく緻密に書く人が多いですよね。 Donald Knuthさんなんかも丁寧ですよね。 469 :132人目の素数さん [] :2020/03/06(金) 17:57:14.01 ID:kLdlq8Gi (3/6) Knuthさんからもらった小切手ですが、いまだに開封していません。 473 :132人目の素数さん [] :2020/03/06(金) 18:42:45.03 ID:kLdlq8Gi (4/6) ところで、James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』やスピヴァックさんの本でのテンソル関係の話ですが、 線形代数の本、例えば、佐武一郎さんや斎藤毅さんの本と定義が違うように思います。 線形代数の本のほうはよく読んでいないのですが、少なくとも見た目は違いますよね。 これらの間の関係について教えてください。 475 :132人目の素数さん [] :2020/03/06(金) 18:54:07.11 ID:kLdlq8Gi (5/6) 猪狩惺著『実解析入門』ってなんか薄っぺらい頼りない感じの本ですよね。 英訳もされていますが、本当にいい本なんですか? 477 :132人目の素数さん [] :2020/03/06(金) 19:03:45.55 ID:kLdlq8Gi (6/6) Twitter以外のインターネット上や実世界ではどうですか? 485+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/06(金) 22:25:57.07 ID:kLdlq8Gi (7/10) James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 置換が関係する公式で誤りを発見しました。 実はこの誤りですが、齋藤正彦さんの『線型代数入門』の行列式のところでの誤りと同様の誤りです。 なぜか、誤る人が非常に多い部分です。 487 :132人目の素数さん [] :2020/03/06(金) 22:51:50.78 ID:kLdlq8Gi (8/10) >>485 あ、Munkresさんは間違っていませんでした。 『線型代数入門』の齋藤正彦さんと同じ誤りを犯してしまいました。 488+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/06(金) 22:56:02.95 ID:kLdlq8Gi (9/10) f を V 上の k-tensor とします。 σ ∈ S_k とします。 f^σ を (f^σ)(v_1, …, v_k) := f(v_σ(1), …, v_σ(k)) で定義します。 σ, τ ∈ S_k とするとき、 (f^σ)^τ = f^(σ*τ) (f^σ)^τ = f^(τ*σ) のどちらが正しいでしょうか? ただし、「*」は置換の合成を表します。 489 :132人目の素数さん [] :2020/03/06(金) 22:57:32.52 ID:kLdlq8Gi (10/10) >>488 ちなみに、齋藤正彦さんは『線型代数入門』でこれと類似の行列式に関する式を間違って書いています。。 東大京大¿?の数学科の偉い先生のご判定がスレタイなんですね。 535 :132人目の素数さん [] :2020/03/08(日) 10:21:30.32 ID:lLVFK2QQ James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 k-tensor って、行列式のようなもんですよね。 なんであんな風に抽象的に定義するんですかね? f(v_1, …, v_k) を R^n 上の k-tensor とする。 R^n の基底は標準基底とする。 v_i = (x_{1, i}, …, x_{n, i}) とする。 f(v_1, …, v_k) = Σ_{I} A_I * x_{i_1, 1} * … * x_{i_k, k}, where I = (i_1, …, i_k) i_1, …, i_k は 1 から n までを独立に動く。 なんでこういう風に具体的に書かないんですか? 538 :132人目の素数さん [] :2020/03/08(日) 14:37:59.27 ID:lLVFK2QQ (2/7) 微分積分で一番まともなオンライン講義は、Shifrinさんの講義ですね。 539 :132人目の素数さん [] :2020/03/08(日) 14:39:18.39 ID:lLVFK2QQ (3/7) >>537 数学科の授業数が異常に少ないのはなぜでしょうか? 実験も卒業論文もないですし、一番、楽な学科ですよね。 540 :132人目の素数さん [] :2020/03/08(日) 14:40:27.91 ID:lLVFK2QQ (4/7) 数学科に行くなら、海外、例えば、アメリカの大学がいいですよね。 授業科目数が多いですよね。 541 :132人目の素数さん [] :2020/03/08(日) 14:41:33.93 ID:lLVFK2QQ (5/7) 数学科は楽して学生からお金を集めている印象です。 542+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/08(日) 14:44:51.23 ID:lLVFK2QQ (6/7) 学生も教員も楽。それが数学科ではないでしょうか? 546+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/08(日) 15:15:15.13 ID:lLVFK2QQ (7/7) テンソルの話ってなんか自明でつまらない話ばかりという印象です。 線型代数も、固有値、ジョルダンの標準形とかはちょっと面白いですが、その他の話題は大抵自明でつまらないですよね。 562 :132人目の素数さん [] :2020/03/08(日) 19:26:26.94 ID:lLVFK2QQ (9/9) James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 Alternating Tensorsというセクションの演習問題に、 f, g ,h のうちR^4 上のalternating tensorであるものはどれか? という問題がありますが、そのどれもalternating tensorではありません。 変わった問題を出しますね。 しかも、「R^4 上の」と書いてあるのに、 f, g, h のどれも x_4 のようなインデックスが 4 である変数が登場しません。 変っています。 583 :132人目の素数さん [] :2020/03/09(月) 16:40:06.76 ID:H8AJVrLp (1/3) 大学の数学科の講義に意味はあるのでしょうか? 584 :132人目の素数さん [] :2020/03/09(月) 16:58:35.58 ID:H8AJVrLp (2/3) オンラインのまともな講義動画がないのは、明らかですよね。 ただでさえ、本さえあれば講義など不要という人が多いわけです。 オンラインのまともな講義動画など公開していては数学科に行く意味がなくなります。 数学科卒業という肩書が欲しいというだけという変った人もなかにはいるかもしれませんが。 586+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/09(月) 16:59:46.00 ID:H8AJVrLp (3/3) 訂正します: オンラインのまともな講義動画がない理由は、明らかですよね。 ただでさえ、本さえあれば講義など不要という人が多いわけです。 オンラインのまともな講義動画など公開されては数学科に行く意味がなくなります。 数学科卒業という肩書が欲しいというだけという変った人もなかにはいるかもしれませんが。 ここで紹介する準同型定理は、群の基本的な定理である。 群論を学ぶからには、よく理解し、使いこなせるようになるべきである。 601 :132人目の素数さん [] :2020/03/10(火) 15:30:52.64 ID:ux/MrvGB (1/7) ビート武という人はなぜ簡単な問題を解くことにしか興味がないのでしょうか? 数学 = 出題された問題を解く だと思っていませんか? そして、簡単な問題も解けないようですよね。 602 :132人目の素数さん [] :2020/03/10(火) 15:52:53.45 ID:ux/MrvGB (2/7) f(x, y, z) を R^4 上の交代 3-tensor とする。 f(x, y, z) = -f(y, x, z) が成り立つ。 f(x, y, z) = A*x1*y1*z3 + … = -f(y, x, z) = -A*y1*x1*z3 + … とする。 x = (x1, x2, x3, x4) = (1, 0, 0, 0) y = (y1, y2, y3, y4) = (1, 0, 0, 0) z = (z1, z2, z3, z4) = (0, 0, 1, 0) を代入すると、 f(x, y, z) = A -f(y, x, z) = -A ∴ A = -A ∴ A = 0 同様に考えると、 f(x, y, z) のインデックスが重複する項の係数はすべて 0 であることが分かる。 603 :132人目の素数さん [] :2020/03/10(火) 15:53:44.59 ID:ux/MrvGB (3/7) ですので、 f(x, y, z) は以下の形をしています。 f(x, y, z) = A_{1, 2, 3}*x1*y2*z3 + A_{1, 3, 2}*x1*y3*z2 + A_{2, 1, 3}*x2*y1*z3 + A_{2, 3, 1}*x2*y3*z1 + A_{3, 1, 2}*x3*y1*z2 + A_{3, 2, 1}*x3*y2*z1 + B_{1, 2, 4}*x1*y2*z4 + B_{1, 4, 2}*x1*y4*z2 + B_{2, 1, 4}*x2*y1*z4 + B_{2, 4, 1}*x2*y4*z1 + B_{4, 1, 2}*x4*y1*z2 + B_{4, 2, 1}*x4*y2*z1 + C_{1, 3, 4}*x1*y3*z4 + C_{1, 4, 3}*x1*y4*z3 + C_{3, 1, 4}*x3*y1*z4 + C_{3, 4, 1}*x3*y4*z1 + C_{4, 1, 3}*x4*y1*z3 + C_{4, 3, 1}*x4*y3*z1 + D_{2, 3, 4}*x2*y3*z4 + D_{2, 4, 3}*x2*y4*z3 + D_{3, 2, 4}*x3*y2*z4 + D_{3, 4, 2}*x3*y4*z2 + D_{4, 2, 3}*x4*y2*z3 + D_{4, 3, 2}*x4*y3*z2 604+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/10(火) 15:54:08.07 ID:ux/MrvGB (4/7) e1 = (1, 0, 0) e2 = (0, 1, 0) e3 = (0, 0, 1) とする。 {e_i, e_j, e_k} = {e1, e2, e3} とする。 f(e_i, e_j, e_k) = A_{i, j, k} である。 f(e1, e2, e3) = -f(e2, e1, e3) = -f(e1, e3, e2) = -f(e3, e2, e1) f(e3, e2, e1) = -f(e2, e3, e1) = -f(e3, e1, e2) = -f(e1, e2, e3) であるから、 A_{1, 2, 3} = -A_{2, 1, 3} = -A_{1, 3, 2} = -A_{3, 2, 1} = A_{2, 3, 1} = A_{3, 1, 2} である。 B, C, D についても同様のことが成り立つ。 605+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/10(火) 15:54:27.59 ID:ux/MrvGB (5/7) A := A_{1, 2, 3} B := B_{1, 2, 4} C := C_{1, 3, 3} D := D_{2, 3, 4} とおくと、 f(x, y, z) = A*x1*y2*z3 - A*x1*y3*z2 - A*x2*y1*z3 + A*x2*y3*z1 + A*x3*y1*z2 - A*x3*y2*z1 + B*x1*y2*z4 - B*x1*y4*z2 - B*x2*y1*z4 + B*x2*y4*z1 + B*x4*y1*z2 - B*x4*y2*z1 + C*x1*y3*z4 - C*x1*y4*z3 - C*x3*y1*z4 + C*x3*y4*z1 + C*x4*y1*z3 - C*x4*y3*z1 + D*x2*y3*z4 - D*x2*y4*z3 - D*x3*y2*z4 + D*x3*y4*z2 + D*x4*y2*z3 - D*x4*y3*z2 となる。 606+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/10(火) 15:56:39.30 ID:ux/MrvGB (6/7) James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 Tensorの理論ってなんか自明なことを長々と論じますね。 >>605 の式を導くために、延々と自明な定理やら補題やらを証明しています。 608 :132人目の素数さん [] :2020/03/10(火) 16:06:18.36 ID:ux/MrvGB (7/7) >>604 訂正します: e1 = (1, 0, 0, 0) e2 = (0, 1, 0, 0) e3 = (0, 0, 1, 0) が正しいです。 617+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/10(火) 18:25:53.50 ID:ux/MrvGB (8/9) >>616 精読は好きなんですけど、演習が嫌いなんですよね。 興味を持てる問題ばかりならいいんですけどね。 620+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/10(火) 22:02:00.78 ID:ux/MrvGB (9/9) >>619 基礎体力がないのに、問題を解けるんですか? 博士号の取得ってぶっちゃけ簡単なんですか? 622 :132人目の素数さん [] :2020/03/10(火) 22:46:16.65 ID:ux/MrvGB (10/10) https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e418570446 ↑なんかこの人、大量に数学の本を出品していますね。 疑問なんですけど、こういうかなり専門的な本を読んできた人が数学をやめることってあり得るんですかね? 小平邦彦さんみたいに病気になってどうしてもできなくなってやめるというのなら分かります。 数学は中毒性が非常に高いと思うんですが、どうなんでしょうか? 632+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/11(水) 15:31:27.64 ID:9oX2i4zU 偏微分の伝統的な記号は廃止してほしいです。 第何変数に関して、偏微分するかが分かればいいだけですよね。 648 :132人目の素数さん [] :2020/03/12(木) 08:57:21.87 ID:2VoZbg4I (1/4) 圏論はどういう学習段階で勉強し始めるのがいいのでしょうか?例えば、ベーシックな代数学を勉強してからのほうがいいのでしょうか? 651 :132人目の素数さん [] :2020/03/12(木) 16:53:34.29 ID:2VoZbg4I (2/4) James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 wedge productは定義自体はどうでもよくてその性質が重要だと書いてあります。 行列式なんかも定義はどうでもよくてその性質が重要でしたよね。 653+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/12(木) 17:09:07.55 ID:2VoZbg4I (3/4) James R. Munkres著『Analysis on Manifolds』を読んでいます。 やっとつまらない代数の話から、解析の話に変るところに近づいてきました。 654 :132人目の素数さん [] :2020/03/12(木) 17:09:45.55 ID:2VoZbg4I (4/4) 微分形式の章を読み終わったら、また面倒な積分の章に戻ろうと思います。 659+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/12(木) 23:53:40.61 ID:2VoZbg4I (5/5) 行列式の例でいえば、定義を仮に忘れてしまったとしてもその性質さえ知っていれば 例えば、クラーメルの公式とかを導き出せます。 690+1 :132人目の素数さん [↓] :2020/03/15(日) 19:44:08.49 ID:4MJnkiCH (1/8) >>689 何年か前に復刊されていましたよね。 694 :132人目の素数さん [↓] :2020/03/15(日) 22:58:51.42 ID:4MJnkiCH (2/8) Serge Lang著『Undergraduate Analysis』を読んでいます。 d は距離関数とし、 d''(x, y) := d(x, y) / (1 + d(x, y)) とおく。 d'' は(有界な)距離関数であることを示せ。 という問題があります。 この問題のRami Shakarchiさんの解答ですが、つまらない解答です。 695+2 :132人目の素数さん [] :2020/03/15(日) 23:04:35.05 ID:4MJnkiCH (3/8) 自分で考えた解答を書きます。 三角不等式以外は自明。 d(x, z) + d(z, y) ≧ d(x, y) ⇔ [d(x, z) + d(z, y)] / [1 + d(x, z) + d(z, y)] ≧ d(x, y) / [1 + d(x, y)] が成り立つことは見ただけで分かります。 ∴ d(x, z) / [1 + d(x, z)] + d(z, y) / [1 + d(z, y)] ≧ d(z, y) / [1 + d(x, z) + d(z, y)] + d(z, y) / [1 + d(x, z) + d(z, y)] = [d(x, z) + d(z, y)] / [1 + d(x, z) + d(z, y)] ≧ d(x, y) / [1 + d(x, y)] 696 :132人目の素数さん [↓] :2020/03/15(日) 23:08:48.59 ID:4MJnkiCH (4/8) Rami Shakarchiさんの解答は、結果の式である↓の式を成り立つのが明らかな不等式に同値変形するというものです。 結果の不等式が成り立つと分かっているからできる力技です。 d(x, z) / [1 + d(x, z)] + d(z, y) / [1 + d(z, y)] ≧ d(x, y) / [1 + d(x, y)] 697 :132人目の素数さん [] :2020/03/15(日) 23:16:39.69 ID:4MJnkiCH (5/8) >>695 の解答ですが、以下のような過程を経て思いつきました: d(x, z) / [1 + d(x, z)] + d(z, y) / [1 + d(z, y)] ≧ d(x, y) / [1 + d(x, y)] (1) d(z, y) / [1 + d(z, y)] ≧ d(x, y) / [1 + d(x, y)] の場合には明らかに↑の不等式は成り立つ。 (2) d(z, y) / [1 + d(z, y)] ≧ d(x, y) / [1 + d(x, y)] の場合を考える。 d(z, y) / [1 + d(z, y)] ≧ d(x, y) / [1 + d(x, y)] ⇔ d(z, y) * [1 + d(x, y)] ≧ d(x, y) * [1 + d(z, y)] ⇔ d(z, y) ≧ d(x, y) ↑この同値関係を見て、すぐに、 >>695 の解答を思いつきました。 698 :132人目の素数さん [↓] :2020/03/15(日) 23:17:37.50 ID:4MJnkiCH (6/8) 訂正します: >>695 の解答ですが、以下のような過程を経て思いつきました: d(x, z) / [1 + d(x, z)] + d(z, y) / [1 + d(z, y)] ≧ d(x, y) / [1 + d(x, y)] (1) d(z, y) / [1 + d(z, y)] ≧ d(x, y) / [1 + d(x, y)] の場合には明らかに↑の不等式は成り立つ。 (2) d(z, y) / [1 + d(z, y)] < d(x, y) / [1 + d(x, y)] の場合を考える。 d(z, y) / [1 + d(z, y)] < d(x, y) / [1 + d(x, y)] ⇔ d(z, y) * [1 + d(x, y)] < d(x, y) * [1 + d(z, y)] ⇔ d(z, y) < d(x, y) ↑この同値関係を見て、すぐに、 >>695 の解答を思いつきました。 699 :132人目の素数さん [↓] :2020/03/15(日) 23:19:40.21 ID:4MJnkiCH (7/8) d(z, y) / [1 + d(z, y)] < d(x, y) / [1 + d(x, y)] ⇔ d(z, y) * [1 + d(x, y)] < d(x, y) * [1 + d(z, y)] ⇔ d(z, y) < d(x, y) の同値関係において、 d(z, y) を d(x, y) に置き換え、 d(x, y) を d(x, z) + d(z, y) に置き換え、 < を ≦ に置き換えれば、いいとすぐに気づきました。 700 :132人目の素数さん [] :2020/03/15(日) 23:21:28.00 ID:4MJnkiCH (8/8) 馬車のステップに足をかける必要はありませんでした。 713 :132人目の素数さん [] :2020/03/17(火) 12:56:14.54 ID:st4D1M6o (1/3) https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t711777454 1か5930 高い立場からみた初等数学 全4巻揃 F・クライン 遠山啓 東京図書 1964-1968 函ほかシミ有 ↑これってどうですかね?ちょっと欲しい気がします。中古で汚いので迷いますが。 英訳ってあるんですかね? 714 :132人目の素数さん [] :2020/03/17(火) 13:09:12.38 ID:st4D1M6o (2/3) あと訳の品質が気になります。 716+2 :132人目の素数さん [↓] :2020/03/17(火) 14:41:26.71 ID:st4D1M6o (3/3) >>715 でも、いろいろな本を読んだほうが理解が深まるという面もありますよね。 やせ我慢して1冊の本だけを読むというのがいい方法なのかどうかということになるかと思います。 難しいのは他の本を読む始めるとそっちのほうに興味がすぐに移ってしまうところですね。 724 :132人目の素数さん [] :2020/03/17(火) 21:21:58.57 ID:st4D1M6o (4/6) 数学書を読むときに演習問題を解くと色々無駄なことも含めて考えるため、理解がすすむというのは確かに分かるのですが、 やはり時間がかかりすぎますよね。 下手するとある章を読む時間よりもその章の章末の演習問題を解くほうが時間がかかりますよね。 725 :132人目の素数さん [↓] :2020/03/17(火) 21:35:47.54 ID:st4D1M6o (5/6) 数学科の科目には演習がありますが、あれはやはりみんな問題を解くのが嫌いだから強制的に問題を解く時間を設けるという意味があるんですね。 あんなの講師がいなくても、問題と詳しい回答が書かれたプリントを配って自習をしておくようにということで済むわけですが、それだとみんな さぼってしまいがちになってしまうんでしょうね。 演習なんかで授業料を取るのは詐欺みたいなもんですよね。 よく自分の部屋で一人で勉強するのが苦手な中高生がいます。 そんな人でも図書館やフードコートやファストフード店やカフェなどでは勉強できるという人がいます。 それに似ていますよね。 726 :132人目の素数さん [] :2020/03/17(火) 21:41:52.03 ID:st4D1M6o (6/6) そんな演習科目の占める割合はかなりのものですよね。 そんな科目に対して、授業料を取る数学科はほとんど詐欺のようなところですよね。 学生は学生で卒業証書さえもらえればいいというような考えの人もいますよね。 休講だと言われると喜ぶような学生もいますよね。授業料を返せと怒らないとだめですよね。 741 :132人目の素数さん [] :2020/03/18(水) 16:36:46.09 ID:U8uttnT+ (1/2) ↓このJohn Milnorのレクチャーって微分積分の本を読んだ後に理解できますか? https://youtu.be/1LwkljjLBns 742 :132人目の素数さん [] :2020/03/18(水) 20:17:58.68 ID:U8uttnT+ (2/2) Serge Lang著『Undergraduate Analysis』を読んでいます。 今↓の定理の証明を読んでいますが、Langさんって抽象的な話が好きですよね。 「 E を R 上の有限次元ベクトル空間とすると、 E 上の任意の2つのノルムはequivalentである。 特に、 R^k 上のすべてのノルムはsupノルムと等価である。 」 748+3 :132人目の素数さん [] :2020/03/19(木) 20:34:41.20 ID:37h8XGS6 (1/3) {x | x = (x_1, x_2, …), x_i ∈ R} は無限次元ベクトル空間になります。 無限次元ベクトル空間にも基底が存在するそうです。 ↑のベクトル空間の基底はどういうものか?と考えても、ちょっと基底などありそうにありません。 これはどういうことなのでしょうか? 753 :132人目の素数さん [↓] :2020/03/19(木) 21:36:59.38 ID:37h8XGS6 (2/3) >>748 「非構成的に作る」の正確な意味は何ですか? それは置いておいて、こんなシンプルな無限次元ベクトル空間なのに、非構成的にしか基底を作れないんですね。 なんかインチキして、無限次元ベクトル空間にも基底が存在すると言い張っているようにしか思えないのですが。 754 :132人目の素数さん [] :2020/03/19(木) 21:37:32.42 ID:37h8XGS6 (3/3) 訂正します: >>750 「非構成的に作る」の正確な意味は何ですか? それは置いておいて、こんなシンプルな無限次元ベクトル空間なのに、非構成的にしか基底を作れないんですね。 なんかインチキして、無限次元ベクトル空間にも基底が存在すると言い張っているようにしか思えないのですが。 760 :132人目の素数さん [] :2020/03/20(金) 12:22:47.34 ID:hTqws7pK Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 以下の問題があります。 背理法を使わないエレガントな証明を発見しました。 「 V をベクトル空間とする。 U, W を V の部分空間とする。 U ∪ W が V の部分空間 ⇔ U ⊂ W or W ⊂ U を示せ。 」 解答: U ∪ W が V の部分空間であるとする。 (1) 「∃w0 ∈ W, ∀u ∈ U, u + w0 ∈ W」 または (2) 「∀w ∈ W, ∃u0 ∈ U, u0 + w ∈ U」 が成り立つ。 (1)が成り立つ場合を考える。 ∀u ∈ U とする。 u + w0 ∈ W だから u ∈ W ∴ U ⊂ W (2)が成り立つ場合を考える。 ∀w ∈ W とする。 u0 + w ∈ U だから w ∈ U ∴ W ⊂ U 逆は明らか。 771 :132人目の素数さん [] :2020/03/20(金) 17:49:44.19 ID:hTqws7pK (2/3) >>762 (1)の否定が(2)です。 772 :132人目の素数さん [] :2020/03/20(金) 17:59:11.52 ID:hTqws7pK (3/3) F = R or C とする。 V を F 上のベクトル空間とする。 T, U, W を V の部分空間とする。 T ∪ U ∪ W が V の部分空間 ⇔ T, U ⊂ W or U, W ⊂ T or W, T ⊂ U を証明せよ。 774 :132人目の素数さん [] :2020/03/20(金) 18:37:31.46 ID:hTqws7pK (4/10) >>760 U ∪ W が V の部分空間であるとする。 U ∪ W = U + W でなければならない。 U ⊂ W でないと仮定する。 ∃u ∈ U such that u ∈ W でない。 w を W の任意の元とする。 u + w ∈ U + W = U ∪ W u は W の元ではないから、 u + w も W の元ではない。 よって、 u + w ∈ U である。 ∴ w ∈ U である。 ∴ W ⊂ U である。 775+2 :132人目の素数さん [] :2020/03/20(金) 18:40:19.29 ID:hTqws7pK (5/10) >>772 記号を分かりやすく変更します: F = R or C とする。 V を F 上のベクトル空間とする。 A, B, C を V の部分空間とする。 A ∪ B ∪ C が V の部分空間 ⇔ A, B ⊂ C or B, C ⊂ A or C, A ⊂ B を証明せよ。 776 :132人目の素数さん [] :2020/03/20(金) 18:42:03.76 ID:hTqws7pK (6/10) >>775 この問題もSheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』の演習問題です。 >>760 と比べて、「surprisingly harder」だというコメントがありあす。 777 :132人目の素数さん [] :2020/03/20(金) 18:51:16.63 ID:hTqws7pK (7/10) >>775 (1) A ∪ B が線形空間である場合。 >>760 より、 A ⊂ B or B ⊂ A が成り立つ。 ∴ A ∪ B = A or A ∪ B = B (1-1) A ∪ B = A の場合。 A ∪ C は線形空間であるから、 >>760 より、 A ⊂ C or C ⊂ A が成り立つ。 (1-1-1) A ⊂ C の場合。 B ⊂ A ⊂ C であるから、問題の主張が成り立つ。 (1-1-2) C ⊂ A の場合。 B ⊂ A C ⊂ A だから、問題の主張が成り立つ。 778 :132人目の素数さん [] :2020/03/20(金) 18:51:59.38 ID:hTqws7pK (8/10) (1-2) A ∪ B = B の場合。 B ∪ C は線形空間であるから、 >>760 より、 B ⊂ C or C ⊂ B が成り立つ。 (1-2-1) B ⊂ C の場合。 A ⊂ B ⊂ C であるから、問題の主張が成り立つ。 (1-2-2) C ⊂ B の場合。 A ⊂ B C ⊂ B だから、問題の主張が成り立つ。 779 :132人目の素数さん [] :2020/03/20(金) 18:52:57.83 ID:hTqws7pK (9/10) (2) A ∪ B が線形空間でない場合。 ここが難しそうですよね。 780 :132人目の素数さん [] :2020/03/20(金) 19:43:38.13 ID:hTqws7pK (10/10) >>760 より、 A ⊂ B でなく、かつ、 B ⊂ A でない。 よって、問題の主張が成り立つなら、 A ⊂ C かつ B ⊂ C が成り立たねばならない。 784+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/21(土) 13:42:10.97 ID:mxKhfIFi (1/3) Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 「 In general, the proofs in the rest of the book will not call attention to special cases that must be considered involving empty lists, lists of length 1 , the subspace f0g , or other trivial cases for which the result is clearly true but needs a slightly different proof. Be sure to check these special cases yourself. 」 こういうところをちゃんとしてほしいですよね。 面倒だから、読者にやらせるというのはいかがなものでしょうか? 785 :132人目の素数さん [] :2020/03/21(土) 13:43:11.49 ID:mxKhfIFi (2/3) >>784 訂正します: Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 「 In general, the proofs in the rest of the book will not call attention to special cases that must be considered involving empty lists, lists of length 1 , the subspace {0} , or other trivial cases for which the result is clearly true but needs a slightly different proof. Be sure to check these special cases yourself. 」 こういうところをちゃんとしてほしいですよね。 面倒だから、読者にやらせるというのはいかがなものでしょうか? 786 :132人目の素数さん [] :2020/03/21(土) 14:12:15.30 ID:mxKhfIFi (3/3) これから気分を変えて、Tom M. Apostol著『An Elementary View of Euler's Summation Formula』を読もうと思います。 824+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/22(日) 18:02:53.72 ID:fKbbNtXa (1/4) Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 とりあえず、この本をすべて読みきりたいと思います。 828 :132人目の素数さん [] :2020/03/22(日) 18:12:23.32 ID:fKbbNtXa (2/4) Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 淡々とした癖のない記述がいいですね。 829 :132人目の素数さん [] :2020/03/22(日) 18:14:19.72 ID:fKbbNtXa (3/4) 微分積分に比べて、線形代数って簡単ですよね。 集中して読めば2週間で読めると思います。 2週間を目標にします。 830 :132人目の素数さん [] :2020/03/22(日) 18:17:08.66 ID:fKbbNtXa (4/4) 線形代数でちょっとおもしろいところというと固有値関係のところとジョルダンの標準形のところくらいかなと思います。 844+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/23(月) 13:36:28.61 ID:4GyPucvM (1/2) >>843 宇沢さんの本はいいとは思いません。 846+2 :132人目の素数さん [↓] :2020/03/23(月) 13:49:27.31 ID:4GyPucvM (2/2) (財)日本測量調査技術協会の会長室で、本を書いていたそうですが、給料をもらっていて、こんなことをしてもいいんですか? それを「まえがき」に堂々と書いていますが、非常識ではないでしょうか? https://imgur.com/jrhx4WG.jpg 877+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/23(月) 20:48:59.36 ID:4GyPucvM (3/3) >>875 ただその条件を満たしているというだけですね。 決して優れた本ではないですよね。 885 :132人目の素数さん [] :2020/03/24(火) 08:43:20.71 ID:UxNf/GTO Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 φ : R^2 → R φ(a*v) = a*φ(v) であるが、線形写像でない例をあげよ。 解答をみると、 (x^3 + y^3)^(1/3) という写像が書いてありました。 ↓もっと簡単な例がありますよね。 φ(x, y) := 0 for x = 0 or y = 0 φ(x, y) := x for x ≠ 0 and y ≠ 0 φ(1, 1) = 1 φ(0, 1) = 0 φ(1, 0) = 0 ∴1 = φ(1, 1) ≠ φ(0, 1) + φ(1, 0) = 0 + 0 = 0 889 :132人目の素数さん [] :2020/03/25(水) 15:44:26.53 ID:JVkL4U2o (1/2) Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 ↓のように自画自賛していますね。 ガウスの消去法のほうが優れていますよね。 「 Our results about homogeneous systems with more variables than equations and inhomogeneous sys- temswithmoreequationsthanvari- ables (3.26 and 3.29) are often proved using Gaussian elimination. The abstract approach taken here leads to cleaner proofs. 」 890 :132人目の素数さん [] :2020/03/25(水) 16:54:49.59 ID:JVkL4U2o (2/2) Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 この本ですが、演習問題のクオリティが非常に低いです。 はっきり言ってくだらない問題が多いです。 そんな問題が各セクションに10から30題くらいあります。 891 :132人目の素数さん [] :2020/03/25(水) 17:50:10.57 ID:JVkL4U2o (3/5) 最近、演習問題は解いたほうがいいと思うようになっているので、くだらない問題を20も30も出されると迷惑です。 精選された問題のみ出題してほしいですよね。 893 :132人目の素数さん [] :2020/03/25(水) 19:06:25.54 ID:JVkL4U2o (4/5) 例えば、以下のような問題が典型的な問題です: 「 Suppose V and W are finite-dimensional with 2 ≦ dimV ≦ dimW . Show that {T ∈ L(V, W) : T is not injective} is not a subspace of L(V, W). 」 dim V = n とする。 v_1, …, v_n を V の基底とする。 w_1, …, w_n を W の一次独立な元とする。 S : v_1 → 0 S : v_2 → w_2 S : v_3 → w_3 … S : v_n → w_n T : v_1 → w_1 T : v_2 → w_1 T : v_3 → w_2 … T : v_n → w_{n-1} とする。 S + T : v_1 → w_1 S + T : v_2 → w_1 + w_2 S + T : v_3 → w_2 + w_3 … S + T : v_n → w_{n-1} + w_n S, T は明らかに単射ではないが、 S + T は単射である。 895 :132人目の素数さん [] :2020/03/25(水) 19:29:23.30 ID:JVkL4U2o (5/5) 例えば、以下のような問題が典型的な問題です: 「 Suppose V and W are finite-dimensional with dimV ≧ dimW ≧ 2. Show that {T ∈ L(V, W) : T is not surjective} is not a subspace of L(V, W). 」 dim W = m とする。 v_1, …, v_n を V の基底とする。 w_1, …, w_m を W の基底とする。 S : v_1 → 0 S : v_2 → w_2 S : v_3 → w_3 … S : v_m → w_m S : v_{m+1} → 0 … S : v_n → 0 T : v_1 → w_1 T : v_2 → 0 T : v_3 → 0 … T : v_m → 0 T : v_{m+1} → 0 … T : v_n → 0 とする。 S + T : v_1 → w_1 S + T : v_2 → w_2 S + T : v_3 → w_3 … S + T : v_m → w_m S + T : v_{m+1} → 0 … S + T : v_n → 0 S, T は明らかに全射ではないが、 S + T は全射である。 902+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/25(水) 21:48:15.06 ID:JVkL4U2o (6/8) Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 「 Suppose there exists a linear map on V whose null space and range are both finite-dimensional. Prove that V is finite-dimensional. 」 T を V から V への線形写像とする。 dim null T < +∞ dim range T < +∞ とする。 null T の基底を v_1, …, v_n range T の基底を w_1, …, w_m とする。 T u_1 = w_1, …, T u_m = w_m とする。 V = span(v_1, …, v_n, w_1, …, w_m, u_1, …, u_m) であることを以下で証明する。 v を任意の V の元とする。 (1) v ∈ range T である場合。 v = β_1 * w_1 + … + β_m * w_m for some β_1, …, β_m ∴ v ∈ span(v_1, …, v_n, w_1, …, w_m, u_1, …, u_m) (2) v ∈ range T でない場合。 T v ∈ range T であるから、(1)と同様にして、 T v = β_1 * w_1 + … + β_m * w_m = β_1 * T u_1 + … + β_m * T u_m = T(β_1 * u_1 + … + β_m * u_m) for some β_1, …, β_m ∴ T(v - β_1 * u_1 - … - β_m * u_m) = 0 ∴ v - β_1 * u_1 - … - β_m * u_m ∈ null T ∴ v - β_1 * u_1 - … - β_m * u_m = α_1 * v_1 + … + α_n * v_n ∴ v = α_1 * v_1 + … + α_n * v_n + β_1 * u_1 + … + β_m * u_m ∈ span(v_1, …, v_n, w_1, …, w_m, u_1, …, u_m) 以上より、 dim V < +∞ である。 903 :132人目の素数さん [] :2020/03/25(水) 21:54:03.94 ID:JVkL4U2o (7/8) >>902 あ、場合分けは必要ないですね。(2)だけでいいですね。 904 :132人目の素数さん [] :2020/03/25(水) 22:01:08.03 ID:JVkL4U2o (8/8) こんなくだらない問題が30問もあります。 障害物のようなものですよね。 なかなか先に読みすすめることができません。 911 :132人目の素数さん [] :2020/03/27(金) 18:22:58.89 ID:5eHvnFma (1/3) Measure, Integration & Real Analysis (Graduate Texts in Mathematics Book 282) [Print Replica] Kindle Edition by Sheldon Axler (Author) ↑この本ってどうですかね? 912 :132人目の素数さん [] :2020/03/27(金) 18:28:26.30 ID:5eHvnFma (2/3) 佐武一郎さんの『線型代数学』ですが、なんか癖が強いですよね。 この本の特長を教えて下さい。 テンソル代数について書かれていることは特長だと思いますが。 913 :132人目の素数さん [] :2020/03/27(金) 18:39:54.12 ID:5eHvnFma (3/3) Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 ↓なるほどと思いますね。佐武一郎さんもこれについてなんか説明していましたよね。 「 Because every finite-dimensional vector space is isomorphic to some F^n , whynotjuststudy F^n insteadof more general vector spaces? To an- swer this question, note that an in- vestigation of F^n would soon lead to other vector spaces. For exam- ple, we would encounter the null space and range of linear maps. Al- though each of these vector spaces is isomorphic to some F^n , thinking of them that way often adds com- plexity but no new insight. 」 919 :132人目の素数さん [] :2020/03/29(日) 09:21:23.84 ID:462mPqWO (1/10) Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 ↓は極端にクオリティの低い問題の例です。 「 Suppose V is a finite-dimensional vector space and R, S, T ∈ L(V) are such that R*S*T is surjective. Prove that S is injective. 」 V は有限次元なので、単射 ⇔ 全射 ⇔ 全単射 です。 V は有限次元で、 R*S*T は全射なので、 R*S*T は全単射です。 S*T は全単射 ⇔ S, T は全単射なので、 R, S, T は全単射です。 ∴ S は単射です。 920 :132人目の素数さん [] :2020/03/29(日) 10:38:27.62 ID:462mPqWO (2/10) Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 ↓の問題なんて対応する行列の問題を考えればどう解答を作ればいいかは明らかですよね。 そういう素直な解答が書いてあるかと思って、解答を見てみたら、トリッキーな解答でした。 「 Suppose V is finite-dimensional and T ∈ L(V). Prove that T is a scalar multiple of the identity if and only if S*T = T*S for every S ∈ L(V). 」 921+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/29(日) 11:12:51.36 ID:462mPqWO (3/10) v_1, v_2, …, v_n を V の基底とする。 S_i(v_i) = v_i S_i(v_j) = 0 for j ≠ i とする。 T(v_i) = a_{1, i}*v_1 + … + a_{n, i}*v_n for i ∈ {1, …, n} とする。 S_i*T(v_i) = a_{i, i}*S(v_i) = a_{i, i}*v_i T*S_i(v_i) = T(v_i) = a_{1, i}*v_1 + … + a_{n, i}*v_n ∴ a_{k, i} = 0 for all k ≠ i ∴ T(v_i) = a_{i, i}*v_i for i ∈ {1, …, n} S(v_1) = v_i S(v_i) = v_1 S(v_k) = v_k for all k such that k ≠ 1 and k ≠ i とする。 S*T(v_1) = S(a_{1, 1}*v_1) = a_{1, 1}*S(v_1) = a_{1, 1}*v_i T*S(v_1) = T(v_i) = a_{i, i}*v_i ∴ a_{1, 1} = a_{i, i} for all i ∈ {1, …, n} ∴ T(v_i) = c*v_i for i ∈ {1, …, n} for some constant c. ∴ T = c*I 922 :132人目の素数さん [] :2020/03/29(日) 11:24:29.28 ID:462mPqWO (4/10) >>921 これが素直な解答だと思います。 Axlerさんの解答は以下です。トリッキーですよね。 https://imgur.com/6QvGtF9.jpg 923+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/29(日) 11:36:14.31 ID:462mPqWO (5/10) Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 なぜ↓のようなナンセンスな問題を出したのか信じられません。 https://imgur.com/TimypL2.jpg 924+1 :132人目の素数さん [↓] :2020/03/29(日) 11:38:25.41 ID:462mPqWO (6/10) T = I とする。 仮定から、 S = S*I ∈ Ε for all S ∈ L(V) なので、 E = L(V) 925 :132人目の素数さん [] :2020/03/29(日) 11:41:27.62 ID:462mPqWO (7/10) 問題自体があまりにもくだらないので、どうでもいい話ですが、 なぜ、 S*T ∈ Ε for all S, T ∈ L(V) だけを仮定しなかったんですかね。 あと、結論の Ε = {0} or Ε = L(V) の Ε = {0} は不要ですよね。 927 :132人目の素数さん [] :2020/03/29(日) 11:59:21.81 ID:462mPqWO (8/10) あ、問題をよく読んでいませんでした。 928+1 :132人目の素数さん [] :2020/03/29(日) 12:41:51.12 ID:462mPqWO (9/10) >>923 Ε ≠ {0} と仮定する。 ∃T ∈ L(V) such that T = 0 v_1, …, v_n を V の基底とする。 T ≠ 0 だから、 T(v_k) ≠ 0 for some k T(v_k) = a_1*v_1 + … + a_n*v_n とする。 T(v_k) ≠ 0 だから、 a_l ≠ 0 for some l S_i(v_i) = v_k S_i(v_j) = 0 for j ≠ i U_i(v_l) = v_i U_i(v_m) = 0 for m ≠ l とする。 U_i*T*S_i(v_i) = U_i*T(v_k) = U_i(a_1*v_1 + … + a_n*v_n) = a_l*U_i(v_l) = a_l * v_i U_i*T*S_i(v_j) = U_i*T(0) = 0 for j ≠ i U_i*T*S_i(a_1*v_1 + … + a_n*v_n) = a_i*U_i*T*S_i((v_i) = a_i * a_l * v_i Σ U_i*T*S_i(a_1*v_1 + … + a_n*v_n) = Σ a_i * a_l * v_i = a_l * Σ a_i * v_i = (a_l*I)(Σ a_i * v_i) 仮定から、 U_i*T*S_i ∈ Εであり、 Ε は部分空間だから、 Σ U_i*T*S_i ∈ Ε よって、 a_l*I ∈ Ε Ε は部分空間だから、 I ∈ Ε 930 :132人目の素数さん [] :2020/03/29(日) 14:25:54.76 ID:462mPqWO (10/10) Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 Suppose T ∈ L(P(R)) is such that T is injective and deg Tp ≦ deg p for every nonzero polynomial p ∈ P(R). (a) Prove that T is surjective. (b) Prove that deg Tp = deg p for every nonzero p ∈ P(R). (a) q ∈ P(R) とする。 q = 0 ならば、 T0 = 0 = q である。 q ≠ 0 とし、 m = deg q とする。 deg Tp ≦ deg p だから、 T は P_m(R) 上の(単射な)線形写像である。 P_m(R) は有限次元だから、 T は P_m(R) 上の全単射な線形写像である。 ∴Tp = q となるような p ∈ P_m(R) が存在する。 (b) 仮定より、 deg Tp ≦ deg p for every nonzero p ∈ P(R) である。 q := Tp とおく。 (a)より、 deg q = m ならば、 q = Tr となるような r ∈ P_m(R) が存在する。 q = Tp = Tr であるが T は単射だから、 p = r である。 ∴ deg p = deg r ≦ m = deg q = deg Tp ∴ deg Tp = deg p for every nonzero p ∈ P(R). 931 :132人目の素数さん [] :2020/03/29(日) 18:53:26.45 ID:462mPqWO (11/12) 線形代数はやっぱり簡単ですよね。 933 :132人目の素数さん [] :2020/03/29(日) 19:03:19.86 ID:462mPqWO (12/12) Axlerさんの本は余計なことが一切書かれていないのがいいところです。 945 :132人目の素数さん [] :2020/03/31(火) 17:21:20.47 ID:zUaaeZyM Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 V をベクトル空間、 U を V の部分空間とする。 V/U は有限次元であるとする。 V と U × (V/U) は同形であることを証明せよ。 証明: T : V ∋ v → v + U ∈ V/U とする。 V/U の基底を v_1 + U, …, v_k + U とする。 V = null T + span(v_1, …, v_k) は直和である。 null T + span(v_1, …, v_k) と null T × span(v_1, …, v_k) は同形である。 null T = U である。 span(v_1, …, v_k) は V/U と同形である。 よって、 V は U × (V/U) と同形である。 951 :132人目の素数さん [] :2020/04/01(水) 10:22:29.57 ID:Li4DVdmW Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 U = {(x_1, x_2, …) ∈ F^∞ | x_j ≠ 0 for only finitely many j} とする。 (a) U は F^∞ の部分空間であることを示せ。 (b) F^∞/U は無限次元であることを示せ。 (a) 明らか。 (b) (1, 1, 1, 1, …) + U, (0, 1, 0, 1, …) + U, (0, 0, 1, 0, 0, 1, …) + U, (0, 0, 0, 1, 0, 0, 0, 1, …) + U, … は明らかに一次独立である。 956 :132人目の素数さん [] :2020/04/01(水) 18:17:28.14 ID:Li4DVdmW (2/4) >>951 (b)の証明付きの解答です: 自然数 i に対して、 v_i = (a_{i, 1}, a_{i, 2}, …) を a_{i, j} = 1 if j is a multiple of the ith prime number π(i). a_{i, j} = 0 if j is not a multiple of the ith prime number π(i). と定義する。 n を任意の自然数とするとき、 v_1 + U, v_2 + U, …, v_n + U は一次独立であることを証明する: α_1*(v_1 + U) + α_2*(v_2 + U) + … + α_n*(v_n + U) = 0 + U とする。 α_1*v_1 + α_2*v_2 + … + α_n*v_n ∈ U である。 i ∈ {1, 2, …, n} とする。 p を π(n) よりも大きな素数とする。 1 = a_{i, m*π(i)} for all m ∈ {1, 2, 3, …} である。 j ∈ {1, 2, …, n} かつ j ≠ i とする。 0 = a_{j, m*π(i)} for all m ∈ {π(n+1), π(n+2), π(n+3), …} である。 ∴ 1 = a_{i, m*π(i)} for all m ∈ {π(n+1), π(n+2), π(n+3), …} 0 = a_{j, m*π(i)} for all m ∈ {π(n+1), π(n+2), π(n+3), …} α_1*v_1 + α_2*v_2 + … + α_n*v_n の第 m*π(i) 番目の要素は α_i である。 もしも、 α_i ≠ 0 ならば、 α_1*v_1 + α_2*v_2 + … + α_n*v_n は U の要素ではないということになってしまう。 よって、 α_i = 0 である。 i ∈ {1, 2, …, n} は任意であったから、すべての i ∈ {1, 2, …, n} に対して、 α_i = 0 でなければならない。 957+1 :132人目の素数さん [] :2020/04/01(水) 18:20:01.41 ID:Li4DVdmW (3/4) 訂正します: >>951 (b)の証明付きの解答です: 自然数 i に対して、 v_i = (a_{i, 1}, a_{i, 2}, …) を a_{i, j} = 1 if j is a multiple of the ith prime number π(i). a_{i, j} = 0 if j is not a multiple of the ith prime number π(i). と定義する。 n を任意の自然数とするとき、 v_1 + U, v_2 + U, …, v_n + U は一次独立であることを証明する: α_1*(v_1 + U) + α_2*(v_2 + U) + … + α_n*(v_n + U) = 0 + U とする。 α_1*v_1 + α_2*v_2 + … + α_n*v_n ∈ U である。 i ∈ {1, 2, …, n} とする。 p を π(n) よりも大きな素数とする。 1 = a_{i, m*π(i)} for all m ∈ {1, 2, 3, …} である。 j ∈ {1, 2, …, n} かつ j ≠ i とする。 0 = a_{j, m*π(i)} for all m ∈ {π(n+1), π(n+2), π(n+3), …} である。 ∴ 1 = a_{i, m*π(i)} for all m ∈ {π(n+1), π(n+2), π(n+3), …} 0 = a_{j, m*π(i)} for all m ∈ {π(n+1), π(n+2), π(n+3), …} m ∈ {π(n+1), π(n+2), π(n+3), …} とする。 α_1*v_1 + α_2*v_2 + … + α_n*v_n の第 m*π(i) 番目の要素は α_i である。 もしも、 α_i ≠ 0 ならば、 α_1*v_1 + α_2*v_2 + … + α_n*v_n は U の要素ではないということになってしまう。 よって、 α_i = 0 である。 i ∈ {1, 2, …, n} は任意であったから、すべての i ∈ {1, 2, …, n} に対して、 α_i = 0 でなければならない。 958 :132人目の素数さん [] :2020/04/01(水) 18:21:58.36 ID:Li4DVdmW (4/4) >>957 我ながらうまい証明ですね。 972 :132人目の素数さん [] :2020/04/01(水) 20:12:30.39 ID:Li4DVdmW (5/7) >>968 ⇒ の右に「∀x∈B」を書いているのが意味不明ですね。 新妻っていう人が監訳した本を読んだことがありますが、ひどい本でした。 973 :132人目の素数さん [] :2020/04/01(水) 20:13:51.12 ID:Li4DVdmW (6/7) ⇒ の左に「∀x∈A」を書くのも意味不明ですね。 974 :132人目の素数さん [] :2020/04/01(水) 20:14:30.90 ID:Li4DVdmW (7/7) というか、 ∀x∈A を単独で書いても意味を成さないですよね。 981 :132人目の素数さん [] :2020/04/02(木) 13:12:35.00 ID:cn9lolS/ (1/7) Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 この本でもっとも抽象的な「linear functional」関係のセクションを読み終わりました。 これから37問もある演習問題を解こうと思います。 982+1 :132人目の素数さん [↓] :2020/04/02(木) 13:17:07.60 ID:cn9lolS/ (2/7) 線形空間 {f | [0, 1] → R} 上のlinear functionalの例を3つあげよ。 解答: f → f(0) 983 :132人目の素数さん [] :2020/04/02(木) 13:24:20.40 ID:cn9lolS/ (3/7) 積分も微分もできるとは仮定できないですが、あと2つも例がありますかね? 984 :132人目の素数さん [] :2020/04/02(木) 13:28:40.90 ID:cn9lolS/ (4/7) >>982 これってもしかして、 f → f(0.5) f → f(1) とかを想定しているんですかね? 985 :132人目の素数さん [] :2020/04/02(木) 13:29:13.26 ID:cn9lolS/ (5/7) だとしたら、ひどすぎますね。 986 :132人目の素数さん [] :2020/04/02(木) 13:37:14.69 ID:cn9lolS/ (6/7) Suppose V is finite-dimensional and v ∈ V with v ≠ 0. Prove that there exists φ ∈ V' such that φ(v) = 1. この問題ですが、くだらなすぎます。 v に追加して、基底を作れる。 v, v_2, …, v_n を V の基底とする。 v → 1 v_i → 0 for i ∈ {2, …, n} が求める φ である。 987 :132人目の素数さん [] :2020/04/02(木) 13:43:08.16 ID:cn9lolS/ (7/7) なんか、ほとんどの問題が同工異曲です。 2+1 :132人目の素数さん [] :2020/04/03(金) 15:34:34.07 ID:CZycMBRW (1/4) V を有限次元ベクトル空間とする。 V' を V の双対空間とする。 U^0 := {φ ∈ V' | φ(u) = 0 for all u ∈ U} とする。 U と W を V の部分空間とし、 W^0 ⊂ U^0 とする。 U ⊂ W を証明せよ。 3 :132人目の素数さん [] :2020/04/03(金) 15:36:59.96 ID:CZycMBRW (2/4) >>2 Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 以下の問題があります。これから解きます。 V を有限次元ベクトル空間とする。 V' を V の双対空間とする。 U^0 := {φ ∈ V' | φ(u) = 0 for all u ∈ U} とする。 U と W を V の部分空間とし、 W^0 ⊂ U^0 とする。 U ⊂ W を証明せよ。 4 :132人目の素数さん [] :2020/04/03(金) 15:37:54.50 ID:CZycMBRW (3/4) 望月教授の証明が正しかったことになったそうですが、覆ることはないんですかね? 6 :132人目の素数さん [] :2020/04/03(金) 16:04:55.86 ID:CZycMBRW (4/4) そういえば、 「Annihilator」 について書いてある日本語の線形代数の本ってありますか? 11+1 :132人目の素数さん [] :2020/04/03(金) 17:57:47.46 ID:CZycMBRW (5/6) 梅村さんの旧版を以前、高値で購入しました。 ですが、増補版も買います。 梅村さんの本って複素関数論の本を1冊読んだ後で、すぐに読めますか? 12 :132人目の素数さん [] :2020/04/03(金) 18:00:09.93 ID:CZycMBRW (6/6) あと、藤原松三郎さんの代数学2も買います。 13 名前:132人目の素数さん :2020/04/03(金) 14:34:43.44 ID:CZycMBRW V を有限次元ベクトル空間とする。 V' を V の双対空間とする。 U^0 := {φ ∈ V' | φ(u) = 0 for all u ∈ U} とする。 U と W を V の部分空間とし、 W^0 ⊂ U^0 とする。 U ⊂ W を証明せよ。 14 名前:132人目の素数さん [sage] :2020/04/03(金) 16:47:41.35 ID:ykv6CEBk 任意のU要素 u を持ってくる. 適当な直和分解: V=W+W’ に対して u= w + w’. 任意の φ ∈ W^0(⊂U^0) に対して φ(w’)=φ(u)-φ(w) = 0 よって w’=0 (そうでなければ φ(w’)=1 となる φ(∈W^0)が構成できる) ゆえに u=w ∈ W, 即ち U ∈ W である. 15 名前:132人目の素数さん [sage] :2020/04/03(金) 16:49:03.82 ID:ykv6CEBk 誤: U ∈ W である. 正: U ⊂ W である. 16 名前:132人目の素数さん :2020/04/03(金) 17:52:54.33 ID:CZycMBRW >>14 ありがとうございました。 21 :132人目の素数さん [] :2020/04/03(金) 21:15:23.16 ID:CZycMBRW (7/8) >>20 『微分積分学講義』の誤りを指摘するメールを何度も送りました。 『微分積分学講義』の訂正版が出版されたときに、謹呈してもらいました。 22 :132人目の素数さん [] :2020/04/03(金) 21:24:44.02 ID:CZycMBRW (8/8) >>20 『複素関数論講義』の誤りのリストも準備していました。 全部読み終わったら、まとめて送ろうと考えていましたが、もう無理ですね。 42+1 :132人目の素数さん [] :2020/04/05(日) 16:44:05.29 ID:t/0EfkYH 数学原論 (日本語) 単行本 ? 2020/4/13 斎藤 毅 (著) ↑これってどんな本ですかね? あまりにも詰め込みすぎているように思いますが、証明とかちゃんと書いてあるんですかね? 47 :132人目の素数さん [] :2020/04/05(日) 20:09:56.37 ID:t/0EfkYH (2/5) >>46 『線形代数の世界』は、有限次元線形空間の任意の基底の個数が一致するという定理の証明が面白いです。 『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』が読み終わったら、読もうと思っています。 48 :132人目の素数さん [] :2020/04/05(日) 20:14:59.82 ID:t/0EfkYH (3/5) 斎藤毅さんには、代数学の標準的な本を書いてほしいです。 50+1 :132人目の素数さん [] :2020/04/05(日) 20:40:44.32 ID:t/0EfkYH (4/5) >>49 その人のYouTubeの動画を見たことがないのですが、どんな動画なんですか? 52 :132人目の素数さん [] :2020/04/05(日) 20:43:57.42 ID:t/0EfkYH (5/5) シュヴァルツの解析学ってどんな本ですか? 以前、中古の本を買ったのですが、開いたことはありません。 もし、いい本なら今度開いてみようと思います。 56+1 :132人目の素数さん [] :2020/04/06(月) 17:12:28.54 ID:8jqFWaZc (1/4) >>53 数学についてはやはりいい加減な説明をしているのでしょうか? 59+1 :132人目の素数さん [] :2020/04/06(月) 19:22:26.62 ID:8jqFWaZc (2/4) ベーシック圏論 普遍性からの速習コース Tom Leinster, 斎藤 恭司他 ↑この本ってどうですか? なんか定義とかちゃんとしていないように思います。 60 :132人目の素数さん [] :2020/04/06(月) 19:26:22.29 ID:8jqFWaZc (3/4) ギルバート・ストラングさんの講義動画を14番まで見終わりました。 ストラングさんの動画と抽象的な『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を同時に見ています。 62 :132人目の素数さん [] :2020/04/06(月) 19:30:26.46 ID:8jqFWaZc (4/4) Wの直交補空間の直交補空間 = W とか講義ではちゃんと証明していませんね。 ストラングさんの本には、書いてありますが。 こういうごまかしがちょっと気に食わないです。 66 :132人目の素数さん [] :2020/04/07(火) 17:02:08.37 ID:x8U8s7Uy (1/2) ところで、齋藤正彦さんの『線型代数入門』ってなんであんなに高評価なんですか? 単に簡単で勉強しやすいというだけで名著とは言えないですよね? 67 :132人目の素数さん [] :2020/04/07(火) 17:36:38.32 ID:x8U8s7Uy (2/2) ↓Knuthさんから送られてきた封筒の画像を撮影しました。 まだ中は開けていません。 https://imgur.com/uh0b8sA.jpg 72 :132人目の素数さん [] :2020/04/08(水) 19:00:32.67 ID:Wj6cVTmr (1/3) Gilbert Strangさんの講義動画を見ています。 行列式についてですが、 n × n 行列の集合から R への関数で以下の条件を満たすものと定義しています。 (1) det(I_n) = 1 (2) A' を A の2つの異なる行を入れ替えた行列とするとき、 det(A') = -det(A) (3) det((b_1 + c_1, …, a_n)^T) = det((b_1, …, a_n)^T) + det((c_1, …, a_n)^T) det((d*a_1, …, a_n)^T) = d * det((a_1, …, a_n)^T) 73+1 :132人目の素数さん [] :2020/04/08(水) 19:04:12.03 ID:Wj6cVTmr (2/3) この3つの条件から、 det(A) = Σ±a_{1, α} * a_{2, β} * … * a_{n, ω} ただし、 {α, β, …, ω} = {1, 2, …, n} という式を導いています。 これって、3つの条件を満たす関数があるとするとこうならなければならないということを示しただけですよね。 76+1 :132人目の素数さん [] :2020/04/08(水) 19:12:08.32 ID:Wj6cVTmr (3/3) >>73 もし、3つの条件を満たす関数が存在しなければ、全く無意味ですよね。 79+1 :132人目の素数さん [] :2020/04/08(水) 19:43:58.10 ID:Wj6cVTmr (4/5) ストラングさんの講義を受けた人や動画を見た人の中には、これでちゃんと行列式を理解したと騙されてしまう人が少なからずいると思います。 不誠実過ぎやしないでしょうか? 80 :132人目の素数さん [] :2020/04/08(水) 19:48:58.74 ID:Wj6cVTmr (5/5) 行列式といえば、Munkresさんの『Analysis on Manifolds』での行列式の定義はいいですね。 多重線形代数の話の途中に、その応用として行列式が登場します。 91+3 :132人目の素数さん [] :2020/04/09(木) 20:26:33.23 ID:117kXQFH (1/2) https://youtu.be/QuZL5IKpO_U?t=1538 A を可逆な n 次行列とする。 ↑の動画の解答で、 A の固有値を λ_1, …, λ_n とするとき、 A^(-1) の固有値 は 1/λ_1, …, 1/λ_n になるということを証明なしに使っています。 λ が A の固有値であるとき、 1/λ は A^(-1) の固有値になるということは簡単に分かりますが、固有値に重複がある場合に、 重複度まで一致することは自明なことでしょうか? 92+1 :132人目の素数さん [] :2020/04/09(木) 21:24:49.48 ID:117kXQFH (2/2) >>91 その次の問題は tr(A + I) = λ_1 + … + λ_n + n になるという問題です。 この問題の場合は、 A + I の固有値が λ_1 + 1, …, λ_n + 1 になるというのは自明です。 95 :132人目の素数さん [] :2020/04/10(金) 22:54:34.42 ID:ODZxMp5A Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 V を F 上の有限次元ベクトル空間とし、 φ_1, …, φ_m を V の双対空間 V' の線形独立な元とする。 dim(null φ_1 ∩ … ∩ null φ_m) = dim(V) - m が成り立つことを示せ。 解答: φ_1, …, φ_n を V' の基底とする。 各 (i, j) ∈ {1, …, n} × {1, …, n} に対して、 φ_i(v_j) = δ_{i, j} (クロネッカーのデルタ) を成り立たせるような V の元 v_1, …, v_n が存在することは簡単に分かる。 V ∋ v → (φ_1(v), …, φ_m(v)) ∈ F^m という線形写像を考える。 (a_1, …, a_m) を F_m の任意の元とする。 a_1*v_1 + … + a_m*v_m は↑の線形写像によって、 (a_1, …, a_m) に写る。 したがって、↑の線形写像は全射である。 ∴ dim(range(↑の写像)) = m null φ_1 ∩ … ∩ null φ_m は明らかに↑の写像の零空間である。 有名な定理により、 dim(null φ_1 ∩ … ∩ null φ_m) + dim(range(↑の写像)) = dim V が成り立つ。 dim(range(↑の写像)) = m だから、 dim(null φ_1 ∩ … ∩ null φ_m) = dim(V) - m が成り立つ。 99 :132人目の素数さん [] :2020/04/11(土) 10:20:26.80 ID:AJ7O9J83 (1/7) Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 V を F 上の有限次元線形空間とし、 V' を V の双対空間とする。 φ_1, …, φ_n を V' の基底とする。 このとき、 V の基底で、その双対基底が φ_1, …, φ_n であるようなものが存在することを示せ。 100 :132人目の素数さん [] :2020/04/11(土) 10:22:11.60 ID:AJ7O9J83 (2/7) この問題って、双対空間の双対空間を考えれば自明ですけど、Axlerさんの本では双対空間の双対空間は問題の中でちょっと扱われているくらいですね。 104 :132人目の素数さん [] :2020/04/11(土) 11:24:52.84 ID:AJ7O9J83 (3/7) w_1, …, w_n を V の基底とし、ψ_1, …, ψ_n をその双対基底とする。 φ_1 = a_{1,1} * ψ_1 + … + a_{1,n} * ψ_n φ_2 = a_{2,1} * ψ_1 + … + a_{2,n} * ψ_n … φ_n = a_{n,1} * ψ_1 + … + a_{n,n} * ψ_n と書ける。 A = (a_{i,j}) は正則行列であるから、 各 i ∈ {1, 2, …, n} に対して、 A*x_i = e_i となるような x_i = (x_{i,1}, …, x_{i,n}) が存在する。 v_i := x_{i,1}*w_1 + … + x_{i,n}*w_n とおく。 v_1, …, v_n は明らかに基底である。 φ_i(v_i) = (a_{i,1} * ψ_1 + … + a_{i,n} * ψ_n)(x_{i,1}*w_1 + … + x_{i,n}*w_n) = a_{i,1}*x_{i,1} + … + a_{i,n}*x_{i,n} = 1 i ≠ j とする。 φ_i(v_j) = (a_{i,1} * ψ_1 + … + a_{i,n} * ψ_n)(x_{j,1}*w_1 + … + x_{j,n}*w_n) = a_{i,1}*x_{j,1} + … + a_{i,n}*x_{j,n} = 0 105+1 :132人目の素数さん [↓] :2020/04/11(土) 11:25:08.87 ID:AJ7O9J83 (4/7) 以上をまとめると、 φ_i(v_j) = δ_{i,j} (クロネッカーのデルタ) である。 v_1, …, v_n は φ_1, …, φ_n の双対基底である。 107 :132人目の素数さん [] :2020/04/11(土) 11:26:06.04 ID:AJ7O9J83 (5/7) >>105 訂正します: 以上をまとめると、 φ_i(v_j) = δ_{i,j} (クロネッカーのデルタ) である。 φ_1, …, φ_n は v_1, …, v_n の双対基底である。 108 :132人目の素数さん [] :2020/04/11(土) 11:41:49.46 ID:AJ7O9J83 (6/7) 佐武一郎さんは基底のことを「底」などと書いていますね。 共立出版から出ている本でも基底ではなく「底」です。 あと、『線型代数学』についてですが、部分空間の定義に「空集合ではない」という条件を入れなければいけないのではないかという読者からの指摘を 最後まで無視し続けましたね。 強情ですね。 でも共立出版から出ている本のタイトルは『線型代数』ではなく『線形代数』ですね。 111 :132人目の素数さん [] :2020/04/11(土) 13:20:25.59 ID:AJ7O9J83 (7/7) Suppose V and W are finite-dimensional, T ∈ L(V, W), and there exists φ ∈ W' such that null T' = span(φ). Prove that range T = null φ. w ∈ range T とする。 w = T(v) となる v ∈ V が存在する。 φ ∈ span(φ) = null T' だから 0 = T'(φ) = φ*T である。 0 = φ*T(v) = φ(w) だから、 w ∈ null φ である。 ∴ range T ⊂ null φ である。 (1) φ = 0 のとき。 null φ = W である。 dim null T' = dim span(φ) = 0 である。 dim range T = dim range T' = dim W' - dim null T' = dim W' = dim W = dim null φ である。 ∴ range T = null φ である。 (2) φ ≠ 0 のとき。 range φ = F であるから、 dim null φ = dim W - dim range φ = dim W - dim F = dim W - 1 である。 dim range T = dim range T' = dim W' - dim null T' = dim W' - dim span(φ) = dim W' - 1 = dim W - 1 である。 ∴ range T = null φ である。 116 :132人目の素数さん [] :2020/04/11(土) 19:21:56.05 ID:AJ7O9J83 (8/8) Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 やっとセクション3.Fの演習問題37題をすべて解き終わることができそうです。 あと残り2題です。 118 :132人目の素数さん [] :2020/04/11(土) 21:20:38.22 ID:AJ7O9J83 (9/9) Sheldon Axler著『Linear Algebra Done Right 3rd Edition』を読んでいます。 セクション3.Fの演習問題37題をすべて解き終わりました。 このセクションがこの本で一番抽象的だと思います。 あとは楽に最後までいけるかと思います。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
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