>>749
(引用開始)
2.従って、自然数N全体からnをランダムに選ぶと、確率 P(n<=d')=0
 (もっとも、これは正統な確率計算ではない ∵ 自然数Nの一様分布は、正則分布ではない
3.なお、時枝記事では、実は、我々は決定番号dを選ぶことができず、ただ代表列rXを選ぶしことしかできない
  にも関わらず、決定番号dを選ぶことができるが如く錯覚させている
(引用終り)

決定番号dの分布について、補足説明する
1.問題の数列 X:X1,X2,・・,Xd-1,Xd,Xd+1,・・ において
 その同値類の 代表列を rX:r1,r2,・・,rd-1,Xd,Xd+1,・・
 とする(rd-1≠Xd-1とする)
 この場合、しっぽ Xd,Xd+1,・・が一致し、rd-1≠Xd-1だから、時枝の決定番号はdだ
2.いま、箱にq面サイコロを作って、1〜qの整数を入れるとする
 ・d=1となる 代表列rXは、1個しかない(全ての数が一致)
 ・d=2となる 代表列rXは、q-1個(2番目以降のしっぽの数が一致)
 ・d=3となる 代表列rXは、(q-1)q個(3番目以降のしっぽの数が一致)
 ・d=4となる 代表列rXは、(q-1)q^2個(4番目以降のしっぽの数が一致)
 ・d=mとなる 代表列rXは、(q-1)q^(m-2)個(m番目以降のしっぽの数が一致)
3.もし、qが十分大きいなら、q-1≒qとして、d=mとなる 代表列rXは、q^(m-1)個 と書ける(以下この場合を扱う)
4.ここで、「我々は決定番号dを選ぶことができず、ただ代表列rXを選ぶしことしかできない」を思い出そう
 つまり、ある代表を選んで決定番号が仮に7だったとする
 しかし、8の代表はそのq倍多く、9の代表はそのq^2倍多く・・となる
 dは全ての自然数を渡るが、一様分布ではなく、裾の(指数関数的に)増大する分布になる
5.このように、決定番号dの大小については、正統な確率的な扱いができないことは、大学の確率論を学べば分かる
6.それを、数学的に説明したのが、過去のガロアスレ 確率論の専門家さんと ジムの数学徒さんのレスです(下記)
QED
(^^;

(参考)
ガロアスレ 20 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/math/1466279209/ (512 2016/07/03 確率論の専門家さん来訪 ID:f9oaWn8A と ID:1JE/S25W )
ガロアスレ 80 https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1578091012/ (31&271ご参照 ジムの数学徒さん ID:jmw8DMZb)