>>551 補足

数学的に正確な話は、極限を考えるのが良い
1)有限数列Xf:X1,X2,・・Xd,Xd+1,・・,Xm (m有限)を考える(f:finiteの意)
2)しっぽの同値類、代表、決定番号は、可算無限列と同じとする
3)有限数列Xfの場合、しっぽの同値類は、本質的にはXmで決まる!
4)つまり、数列rfで rm=Xm であれば rf:r1,r2,・・rd,rd+1,・・,rm で
  rf〜Xf (しっぽ同値)である
5)もちろん、d番目から一致する rd=Xd,rd+1=Xd+1,・・rm=Xmの場合も考えられる
  しかし、その場合の起きる確率は、”rd=Xd,rd+1=Xd+1,・・rm=Xm”が全て成立する確率だから
  1つの rd+1=Xd+1の確率をpとして、p^(m-d+1)となって
  d<<m ほど、確率 p^(m-d+1) は小になる
6)もし、箱の数がコイントスとすればp=1/2、サイコロ1個とすればp=1/6、・・・任意の実数ならp=0(2つの任意実数が一致する確率は0)
  だから、有限数列では、殆どの場合、決定番号は本質的にはd=mとなる!
  この場合、d+1=m+1の箱は存在せず、時枝手法は不成立
7)そして、m→∞の極限として、可算無限個の箱の数列を考えて、可算無限では”時枝手法は不成立”が分かる

もちろん、これは1つの時枝不成立を理解するモデルであって、これが全てでは無い
他にも、もっと分り易い”時枝手法は不成立”の説明が考えられるかもしれない
QED(^^;