>>526

つづき

4)さて、時枝の場合も、箱を開けてしまって、その結果と、まだ開いていない箱の数を比較するとき、
  xiとxjの二つが、同じ確率分布に従うとしても上記のような違いが生じることに加え
  模擬試験の得点とは異なる部分もあるのだ
  それは、模擬試験の得点はほぼ正規分布に従う場合が多いが
  xi,xjの分布はそう(正規分布に従う)とは限らない
  例えば、仮にコーシー分布なら、平均値や標準偏差を考えることはできない
  だから、箱を開けてしまったら、決定番号の確率分布を求める必要があるのだが、
  時枝記事ではそこをスルーしているのだった
  そこが大きな問題だな
以上

(参考)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E5%88%86%E5%B8%83
コーシー分布
(抜粋)
コーシー分布は、期待値*)や分散(あるいはより高次のモーメント)が定義されない分布の例として知られる。
期待値が定義されない限り、分散や標準偏差を考えることは不可能である。しかし、原点を中心とした2次モーメントを考えることは可能である。しかし、これもまた無限大となる。
(注*)ここでいう期待値とは、平均値のことである )