>>624
[問1]
10面体サイコロを無限回振って有理数の小数表示に
対応する無限数列は確率的に得られると言えますか?
[答え1]
Yes。確率は得られます。
但し、10面体サイコロを無限回振って有理数になる確率は0です。
理由は、[問2]の答えに同じです

[問2]
実数の中から数字を1つ選ぶときに有理数は確率的に得られるか?
[答え2]
Yes。但し、その確率は0です。
理由は、下記の通りです。
”可算無限集合である Q はルベーグ測度に関して零集合であることによる”です
(参考)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%81%AE%E9%96%A2%E6%95%B0
ディリクレの関数
(抜粋)
(ルベーグ積分は可能で、その値は 0 である。これは、可算無限集合である Q はルベーグ測度に関して零集合であることによる)
(引用終り)

[余談]
>実数が定義されていれば10面体サイコロを無限回振ったものは
>区間[0, 1)の実数を取り出すのと同一視できるので

これ小数点を、数列の1番目の更に前に打つってことですよね
例えば、999・・・と9が無限に続く場合、0.999・・・と見なすと
ところで、0.999・・・=1かという有名な話があって、それを認めると
区間[0, 1)→[0, 1]ですね。重箱の隅のトリビアですが
(参考)
https://ja.wikipedia.org/wiki/0.999...
0.999...
(抜粋)
0.999... と 1 の等価性は、実数の体系(これは解析学ではもっとも一般的に用いられる体系である)に 0 でない無限小が存在しないことと深く関係している。
一方、超実数の体系のように 0 でない無限小を含む別の数体系もある。そのような体系の大半は、標準的な解釈のもとで式 0.999? の値は 1 に等しくなるが、一部の体系においては記号 "0.999?" に別の解釈を与えて 1 よりも無限小だけ小さいようにすることができる。
(引用終り)

以上