>>438

つづき

9)しかし、考えてみると
 会田茂樹の講義資料などにもあるように
 確率変数の無限族は、すでに既存のコルモゴロフ流確率論において、取り扱われて
 既述のように、確率変数xiは1回の試行と同じ値だと
 もし、拡張された「非可測集合まで扱える確率論」が出来たとしても、
 既存のコルモゴロフ流確率論と整合しない結論は、導けないと思う。
 あたかも、量子力学が古典力学を包含するがごとく。
 なので、「非可測集合まで扱える確率論」が出来たとして、
 コルモゴロフ流確率論の成果を否定することはないだとろうと。
 あたかも、コルモゴロフ流確率論の成果が否定されるごとく書いたことが、
 時枝記事の第三の間違いだろうと思う。

(もちろん、古典力学の外で、量子力学独自の結果を導くとしても、
 既存の古典力学の結果を否定することはできない。
 (ボーアの指導原理(下記))
https://kotobank.jp/word/%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E5%8E%9F%E7%90%86-90840
対応原理
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説 コトバンク
(抜粋)
ミクロの世界を探究するためにニールス・ボーアが提案した指導原理。
古典物理学は,マクロの世界の物理現象をきわめて正確に記述することが十分確かめられているので,ミクロの世界で説明できない現象が見つかったからといって,簡単に捨て去るべきではなく,むしろ,古典物理学では説明できないミクロの世界の現象を支配する物理法則はある極限で古典物理学に対応しなければならない,というのがボーアの考えである。
対応原理は,ウェルナー・K.ハイゼンベルクが行列力学を創始したときも指導原理となった。
(引用終わり))

10)なので、あるいはベイズ確率論で、非可測集合を扱える、面白い確率論が可能かも知れない
 だが、サイコロ振り1/6を、99/100にできる確率論が可能かと言えば、私は否定する方に賭けますよ

以上