>>392
時枝記事の結論(箱に入れた独立確率変数xiを、箱を開けずに確率99/100で的中できる)を
否定するには、難しい確率過程論の定理は不要
確率過程論のごく初歩の知識(常識)で十分だ
そういう意味で、あなたの言は、
「自分が少しも確率過程論を学んだことがなく、知識もありません」
ということを、ゲロ(自白)しているってこと

私は、仕事柄および個人の興味とで、確率過程論の論文はいくつか読んだ
自分では、確率過程論のテキストを買ったことはないが、
代わりに、いまどきの確率過程論のテキストPDFは、過去スレで紹介したろう?
あの程度は、目を通した
それで十分なんだよ

あと、補足すれば、アインシュタインのブラウン運動の論文出て、確率過程は数学としても意識され、研究対象となった
ここらの歴史は、下記の田村要造先生のページに詳しいから、ご参考
まあ、勉強してみてください
面白いよ
http://www2.st.keio.ac.jp/learning/1305.html
慶応 理工学部HOME > 学問のすゝめ > 確率解析とは? ?ブラウン運動から田中の公式まで?
田村 要造 (数理科学科 教授)
(抜粋)
現代確率論は 1933年のコルモゴロフの「確率論の基礎概念」から始まったといわれています。コルモゴロフはここで、ランダムネスとは何かは不問として公理論的立場から確率の基礎を測度論的に与え、その後確率論は急速な発展をとげました。

ブラウン運動
 現代確率論はブラウン運動を基礎にした理論だといわれます。ブラウン運動の名称は 1828年に植物学者ブラウンが顕微鏡下で花粉の粒子がジグザグに動くことを観察したことに由来します。1905年にアインシュタインが分子熱力学的考察を行い、微粒子の拡散係数とアボガドロ数の間の関係式を導いています。

理想化されたブラウン運動の数学的な構成は 1923年よりウィナーによってランダムな係数をもつフーリエ級数として行われました。ブラウン運動と解析の関連では、ある関数にブラウン運動を入れて平均をとれば、熱方程式の初期値問題の解を与えることがわかります。また、ある領域への到達時刻までの平均をとればディレクレ問題の解の確率論的表示も得られます。

つづく