つづき

b)「ν=1のとき、x=0で連続」を示す
 1)x=0に対応するyはy=0。
 2)y軸の方向から値を見ると
   定義より、有理数で1/q、無理数で0
 3)ε>1/q>0と置く。さらに δ=1/qとおく
   (0-δ、0+δ)=(0-1/q、0+1/q)を考えると、
   この区間内の有理数p'/q'(但しp'、q'は互いに素)の分母q'は、qより大
   (∵ qより小なら、p'/q'>1/qだから)
 4)よって、そのような点では、f(x)=1/q'<1/q<εである。
   (qが負の場合も同様に論じることが、出来る)
 5)εを任意に小さくしても、同じ論法ができるので、ε-δ 論法成立
   よって、fはx=0で連続である
 6)これは、通俗的に言えば、
   x=0の近傍にある有理点x=1/qで、y=1/qの値であり、
   x=1/qより原点に近い有理数は、分母がqより大なので、yの値は1/qより小さい
   だから、x=0の近傍では、有理点で1/qを筆頭にそれより小さい値が密集している
   だから、x=0の近傍では、隙間が見えない(=連続)ってことです。(^^

つづく