ひとつ爆弾を落としてみようか

・7ページの Dp^2-D=0 を導く出発点は、じつは式Dではなく、6ページ目の式 u=p^(n-1)+p^(n-3)+…+1 である。
 この式は、a,b,c のいずれにも依存していない。u は定数ではなく、p に依存する変数である。

6ページで、形式上、aやbやcを使っているように見えるが、途中で両辺にcを掛けて、その後cで割っているので、
結果として、式(A)は aやbやcに依存してはいない。

式(A)は、u=p^(n-1)+p^(n-3)+…+1 の両辺に(p^2-1)を掛けて整理したものと同じである。

【導出】u=p^(n-1)+p^(n-3)+…+1 の両辺に (p^2-1) を掛ける
(p^2-1)u=(p^2-1)(p^(n-1)+p^(n-3)+…+1)=p^(n+1)-1
s=p^n を使って右辺を変形すると sp-1 になるので、
移項すると up^2-sp-u+1=0…(A) と同じになる。

ここで注意したいのは、この式(A)は、u=p^(n-1)+p^(n-3)+…+1 と s=p^n の下では恒等式であるということ。
つまりは、式(A)の段階で「pは不定」なのであるよ。

この u と s については、これまで展開してきた「p に依存しない」などという言い訳は通用しない。
なぜなら u の定義が u=p^(n-1)+p^(n-3)+…+1 であり、s=a/c は cの定義が c=a/p^n だから、p^n に他ならない。
u と s は、p と n にしか依存しないのだ。p と n の関数であるといってもよい。

結局、1は、6ページ以降では、p についての恒等式(A)をいじって、Dp^2-D=0 という p の恒等式に変形したうえで、
例の「不定だから〜」という持論を展開しているだけに過ぎないのである。

もともと p について不定である式を変形して、p について不定な式が導出されても、何の矛盾もない。不適でもない。

そのような aやbやcに依存していない式を、これまで「aはpに依存しない定数だから〜」等と誤魔化し続け、
さも最初は不定ではないのに不定となったなどと偽装したことは悪質極まりないといえる。