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追加
https://www.amazon.co.jp/dp/4903342220
背理法 (数学書房選書) 単行本 ? 2012/5
桂 利行 (著, 編集), 栗原 将人 (著, 編集), 堤 誉志雄 (著, 編集), 深谷 賢治 (著, 編集)
単行本: 128ページ
出版社: 数学書房 (2012/05)

目玉焼き
5つ星のうち5.0「構文」背理法を通して、排中律に重きを置く「こころ」を解説。
2012年10月21日
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この本は「背理法」というタイトルですが論理学の本ではなく、プロの数学の研究者が数学に興味ある若者たちに古典論理の技法の強力さや便利さを伝える幾つかのトピックを紹介した本です。

内容ですが、
桂先生がいくつかの証明法の説明をあげて、本書の導入部分を担当されており、初等整数論の話題も少し扱っておられます。
栗原先生が初等幾何。
深谷先生が対角線論法から超越数の紹介。
堤先生は純粋な背理法ではなく統計判断の発想の中の類似のアイディアの紹介となっています。
決して高度な内容ではありませんが、高校生以上の若者に向けて丁寧に説明されています。

この本のタイトルである背理法という間接証明法はラディカルな批判者によって一時期不当な評価をされていましたが、現在は議論も一回りし決着が付いているようですのでレビューを書き直しました。

一つ、脱背理法論者の理論の決定的な間違いを指摘しておきましょう。

つづく