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>高村 幸男

東大 福原満洲雄先生のゼミか(^^
http://mathsoc.jp/publication/tushin/index11-1.html
日本数学会
数学通信第11巻第1号目次 (2006年度)
http://mathsoc.jp/publication/tushin/1101/yamanaka.pdf
1954年頃の福原ゼミの思い出 山中  健 50
(抜粋)
1954 年頃の福原ゼミの思い出
山中 健
私は 1954 年度に東京大学理学部数学科の 4 年生であった.そして,いわゆ
る卒研生として,福原満洲雄先生のゼミに所属した.同じゼミに所属した数
学科の同級生は全部で 6 人で,それは高村幸男(のち お茶の水大教授),鈴
木一正(のち福岡教育大教授),今井晴男(のち富山大教授.1994 年までに
逝去),草野尚(のち広島大教授),平嶋秀治(のち東京農工大助教授),山
中健(のち日大教授)という顔ぶれであった.そのうちの高村,鈴木,今井の
3 人は,当時まだ出版されて間もなかった,Laurent Schwartz の Th´eorie des
distributions という本を読んだ.草野,平嶋,山中の 3 人は,当時すでにい
ささか古めかしくなっていた,Jacque Hadamard の Lectures on Cauchy’s
problem in linear partial differential equations という本を読んだ.Schwartz
の本の方は高村氏等が自分で見つけてきて,これを読みたいと先生に申し込
んだらしいが,私の方の 3 人はまだ Hadamard という名さえよく知らず,た
だ先生に「偏微分方程式のことを勉強したい」と申し込んだところ,先生が
教えてくださったものである.
(引用終り)