>>478 追加

1)(一致の定理)
<可>
――――――――――――――――――――――――――
一致の定理
f:C→Cは正則関数とする。
もしC−C_fが第A類集合ならば、fは恒等的に0である。
――――――――――――――――――――――――――

<不可>
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一致の定理(間違い版)
f:C→Cは複素関数とする。
もしC−C_fが第A類集合ならば、fは恒等的に0である。
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2)上記(間違い版)は、これは証明の問題ではない
  「証明読めば、(間違い版)でも、正則関数限定と分かるように書いてある」という釈明は、許されない
3)なぜならば、(間違い版)「f:C→Cは複素関数とする」では、結論の「fは恒等的に0 」は導けない

4)つまり、条件節は、数学的に結論を導けるようになっていなければ、いけない(あたりまえだが)
5)ベールの第一類集合は、a)R中稠密な場合と、b)そうでない場合に分けられ、
  R中稠密な場合、その補集合の中には、開区間など取れないから
  従って、R中稠密な条件の場合は、「fはある開区間の上でリプシッツ連続」となるとする定理の条件にはできない
 (つまり、ベールの第一類集合だけでは、「fはある開区間の上でリプシッツ連続」は導けないということ
  これあたかも、一致の定理において、正則関数以外の複素関数に広げては、定理が成り立たないがごとし)

6)で、もっと言えば、R中稠密な場合が隠れ条件になっているのが良くない
7)以前、”ぷふ”さんと名付けた人が、「背理法だから許されるのだ」みたいな発言をしていたが
  (R中稠密が)”隠れ条件になっている”ってことが見えないから、議論がかみ合わなかったんだね(^^;
 (”隠れ条件”が見えないから、一見それでいいように錯覚してしまうってことだね)
以上