>>427
つづき

3)上記、「p → q」 集合の包含関係 P⊂Q を踏まえて
・(>>400より)
 定理1.7 において
 f:R → R とする
 条件節 A:Bf :={x ∈ R | lim sup y→x |(f(y) − f(x))/(y − x)|< +∞ } と置く。もしR−Bf が内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できるならば、
 結論 B:f はある開区間の上でリプシッツ連続である
 となる
・ここで、簡単に条件節 Aを満たす関数の集合をA、結論 Bを満たす関数の集合をBとする
 A⊂B である
(対偶とは、単純に”¬A ⊃ ¬B”のことである)
・¬B:”f はどんな開区間の上でもリプシッツ連続でない”
 であるから
 そのような関数は、¬Aに含まれる(Aではない)
・よって、そのような関数は、定理1.7で扱ってはいけない
(∵条件節 Aを満たさない関数は、定理1.7の範囲外。
 無理に扱えば、上記1)のバートランド・ラッセルの逸話になる)

つづく