>>372
つづき

なので、
ある整数区間[n,m]において、ディリクレの関数であり、それ以外の区間で、f=0を考えると
区間[n,m]では不連続、それ以外の区間では微分可能となる
つまり、区間[n,m]の全てでリプシッツ連続でなく、それ以外の区間ではリプシッツ連続となる
なので、”リプシッツ連続でない”集合として、連続な区間[n,m]を取れる

よって、>>367の場合分けで
(A)R−Bfが、R中で稠密でない場合
において、条件「R−Bf が内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できるならば」は外せる(拡張できる)
R−Bf は内点を持ってもいい(例 区間[n,m]が取れるから)
要するに、「R中のどこかに”R−Bfが稠密でない”区間が存在すれば」、その部分で、Bfの開区間が取れることになるから

では、(B)R−Bfが、R中で稠密である場合はどうか?
「系1.8 有理数の点で不連続, 無理数の点で微分可能となるf : R → R は存在しない」
 ↓
「系1.8’ 有理数の点でリプシッツ連続でなく、 無理数の点でリプシッツ連続となるf : R → R は存在するか?」
が、問題となる。

 系1.8は、上記Dave L. Renfro氏要約に示すように、既存定理で論文がある。
 もし、系1.8’ で”存在しない”が言えれば、
 既存の系1.8の”不連続と、微分可能”を、”リプシッツ連続でない、リプシッツ連続”に拡張できたことになるのだ

つづく