今月も10日になった。 桜が満開・・・・

2019年4月号

■出題1
ガウス整数 z に対し、z = 5q + r (rの実部・虚部とも -2 〜 2) となるガウス整数 q,r が1組だけある。

・0,±1,±i はガウス素数でない。
  ∵ 定義より。
・r = 0 のとき z はガウス素数でない。
  ∵ q=r=0 なら z=0 で上記に帰着する。q≠0 なら |q|≧1,5 = (2+i)(2-i) = (1+2i)(1-2i) と分解される。
・|r|^2 = 5 かつ q≠0 のとき z はガウス素数でない。
  ∵ z = 5q + r = rr~q + r = r(r~q+1),|r| = √5 > 1,|r~q + 1|≧ |r~||q| - 1 ≧ √5 -1 > 1.
あとは q r≠0 ならばzが題意を満たさないことを云う。

■出題2
(1) 2色の場合は、外辺上に間隔も色も同じ2ペア(or 3頂点)があれば単色三角形を持つ。
  4段格子の外辺に、それがあることを示す。
(2) 略 (三つ巴など。何個かある。)
(3) 3色の場合は、間隔と色でさらに分類する。
  2592段以上の場合は単色三角形を持つことが分かった。
  (実際はずっと小さな段数でも成立つのかも・・・・)