>>421

定理Fは、こういうこと(下記)かな?
(>>254 より)
定理F:
A ⊂ R は Fσ集合とする。このとき、もし R−A が第一類集合ならば、
(a,b)⊂A を満たす開区間 (a,b) が存在する。
(引用終り)

>>409より)
http://pc1.math.gakushuin.ac.jp/~kawasaki/16isoukuukan.pdf
位相空間 川崎徹郎 学習院 2016
(抜粋)
P21
(参考)ベールのカテゴリー定理
数直線の部分集合A ⊂ R について,A が疎であるとは閉包A が開区間(α,β) を含まないときをいう。
疎集合可算個の合併で表される集合を第1類集合といい,そうでないものを第2類集合という。

定理 (ベール(Baire) のカテゴリー定理 ) R は第2類集合である。

Q は第1類集合で,また,第1類集合2 つの合併はまた第1類集合であるから,R − Q は第2類集合である。
A ⊂ R を疎集合とすると,R − A は開かつ稠密である。したがって,前定理 は次のようにもいいかえられる。

定理 R において,可算個の開かつ稠密集合の共通部分は稠密である。

定義 開集合可算個の共通部分で表される集合をGδ 集合という。閉集合可算個の和集合で表される集合をFσ 集合という。
Gδ 集合の補集合はFσ 集合である。また,Fσ 集合の補集合はGδ 集合である。
例3.38 Q はR のFσ 集合で閉集合でない。したがって,R − Q はR のGδ集合で開集合でない。

定理 Q はR のGδ 集合でない。したがって,R−Q はR のFσ 集合でない。
(引用終り)

つづく