>>315 補足

(引用開始)
>>204より)
1)定理1.7の条件;lim sup y→x |(f(y) − f(x))/(y − x)|< +∞ ( lim supが有限)
  ↓↑
3)定理1.7の結論;リプシッツ連続 (”任意の実数x,yに対し |f(x)-f(y)|<= k|x-y| を満たす0以上のkがとれる”>>199より)(k 有限)
(引用終わり)

まあ、>>315に書いたように、
3)リプシッツ連続→1)定理1.7の条件成立 は、ほぼ自明
また、1)→3)は、対偶:¬3)→ ¬1)が言えるから、逆も成立(∵リプシッツ不連続 k=∞ → 定理1.7の条件式=∞ 成立 )
だから、1)と3)は同値

で(>>13より)
(引用開始)
定理1.7 (422 に書いた定理)
f : R → R とする.
Bf :={x ∈ R | lim sup y→x |(f(y) − f(x))/(y − x)|< +∞ }
と置く: もしR−Bf が内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できるならば、
f はある開区間の上でリプシッツ連続である.
(引用終わり)

「f はある開区間の上でリプシッツ連続」は、即その開区間(a,b)で、条件Bfを満たすので、この区間はBfに含まれる( (a,b)⊂Bf )
同じことだが、Bfの補集合R−Bfが、R中で稠密なら、Bf内に上記のような開区間(a,b)は持てないし、リプシッツ連続な区間もない

まとめると
・Bf内にある開区間(a,b)があれば、その開区間(a,b)が即リプシッツ連続な区間でもあるし(補集合R−Bfが、R中で稠密でない場合)
・Bf内にある開区間(a,b)がなければ、リプシッツ連続な区間もない(補集合R−Bfが、R中で稠密な場合)

それだけのことだろ

以上