>>199-202 の準備で何をしたかったのかというと

1.ディニ微分を間に入れて

定理1.7の条件;lim sup y→x |(f(y) − f(x))/(y − x)|< +∞
 ↓↑
ディニ微分
 ↓↑
定理1.7の結論;リプシッツ連続 (”任意の実数x,yに対し |f(x)-f(y)|<= k|x-y| を満たす0以上のkがとれる”>>199より)

という関係を見ようとしたわけだ

2.まず、「lim sup y→x |(f(y) − f(x))/(y − x)|< +∞」から、4つのディニ微分がいずれも有限値だと
 それは、即ちリプシッツ連続だということだ

3.逆もまた言えるわけだ。
  リプシッツ連続だと、4つのディニ微分がいずれも有限値であると
  そして、4つのディニ微分がいずれも有限値だと、「lim sup y→x |(f(y) − f(x))/(y − x)|< +∞」だと
 (この部分は、ディニ微分を介さずとも、直接
   ”|f(x)-f(y)|<= k|x-y|” → ”lim sup y → x |(f(y) − f(x))/(y − x)|< +∞” が見易いかと思う)

つづく