[M^1][L^1][T^(-2)]について少し解説でもしておこうか。件の人は理解せんから対象外だけどねw

[M^1][L^1][T^(-2)]を見て、次元の計算を1+1-2=0だと思っちゃう人がいるようだ。そうではないのね。
簡便な計算法の前に、指数部分がマイナスだったらどうなのかを考える必要がある。
T^(-2)だな。Tって時間であるけど、じゃあK=1/Tと置いちゃいかんのか。いけない理由はない。
実際、t秒が1→∞である場合を考える時、k=1/tと変数変換して、k:0→1としてしまうことがある。当然、単位(さらに次元)も変換されるわけだ。

これは定積分などで頻出の手法だし、もう少しややこしい応用だと、事象の地平面で発散するブラックホール解に用いて、内部まで理論展開するのにも使う。
変数変換したら次元が変わるのか。変わらないわけだ。指数が正か負かなんて、変数の取り方の人為的な都合でしかないんだから。
K=1/Tと置くなら、[M^1][L^1][T^(-2)]=[M^1][L^1][K^2]となり、これの次元の計算を間違える人はいまい。

指数も展開してしまうと、[M^1][L^1][K^2]=[M^1][L^1][K][K]=[M^1][L^1][1/T][1/T]であり、要は文字が何個乗除されてますかってこと。
これを簡便な公式にするなら、[M^a][L^b][T^c]なら、|a|+|b|+|c|だよ、とするわけだ。なんで絶対数なの、と考え始めると罠にはまるので注意すること。