「5+5をどうかきますか?」ときかれたら、普通は「5+5と書きます」とか、
「心をこめて、ていないな字で書きます」とかだろうな。
そこで「5×2」が出てくるためには、「掛け算でどうかきますか?」と
掛け算を明示しなければ、問題が成立しないだろう。そこを敢えて
「5+5をどうかきますか?」で「5×2」と答えさせるのだとすれば、それは
教科書を逸脱しない方法ではなく、今やってる単元を逸脱しない方法でしかない。
確かに、小学生には「いま掛け算の授業だから、出てきた数を掛ける」という
考え方が存在する。不思議なことだと思っていたが、こうして育てているわけか。
「いい加減な教育」ねえ。なるほど。