うわあ、どう読んでんだよ、何書いてんだよと思ったら、やっぱコイツか。

https://twitter.com/golgo_sardine/status/957402561593556992
> ゴルゴ・サーディーン @golgo_sardine
> 続)#掛算 「日本とは逆が『自然とみなされる』」という趣旨のものが、これ→
>
> > 中村拓男 @tknakamuri
> > そういう面は多分にあると思いますよ。
> > 5 × 10 = 50 という数式はは英語ではfive times ten is fifty.
> > と読みますが、timesは倍率を表す前置詞で10の5倍は50です。という意味になります。
> > この影響は絶大でしょう。数学の本質にせまる為にはこれを早く忘れさせるのが教育の役目だと思います。

コイツの引用元では「自然言語で数式が書かれているという呪縛を早く解こう」と言っている。
どこをどう読めば、日本とは逆順が自然となるのか。元発言の趣旨と正反対だ。
それとも、自然言語で読んだ場合はこういう意味になるという説明のところか。
もしそのつもりしても、そのように伝わるようには書いてない。意図的な歪曲でしかない。

ついでだ、5×10=50をfive times ten is fiftyと読むのは、なぜで何をどう読んでいるか解説しとくか。
自然言語での読みを与えるのは、口頭で式を言う便宜もあるが、最も大事なのは数式を脳に届かせることだよ。
特に初心のうちだな。脳は文章を読むときに実は字形ではなく読みで理解している。漢字じゃなく仮名ってことね。

これは、2つの名詞(特に固有名詞)で漢字が違っても、先頭の読み1字が同じ場合は取り違えが起こりやすいことなどで知られている。
だから読みが大事。数式も同じだ。読みを与えないと脳で処理しにくいんだ。では数式を自然言語として読ませたいのか。
それは違う。単に×にfive(かける)、=にis(は)を当てているだけだ。実は式から文を作ろうとはしていない。

文のように思えるなら、単純な式での語呂合わせの偶然だと思っておけばいい。文のようになるのが悪いわけじゃないが。
数式が複雑になると文とは思えないようなものになる。∫F(x)dx=f(x)+Cを読んでみれば分かる。が、文じゃなくても読みがないとやりづらい。
それだけの話。叩けそうなネタばかり探す、魚の粗連中には分からんとは思うけどねw