>>80
> 裳華房はこの手のアフターサービス充実してるよな
> 正誤表なんかも初版から数十年たった本でも頻繁に更新されてる

本の奥付きを見たことがあるかい?
現在の「第●版第△刷」とそれの発行日が記載されているんだが
裳華房の本は他の出版社の本に比べて版の数字が凄く大きいケースが極めて多い
(「増刷」という言葉があるように、他の出版社は刷の番号が増えて行くが版が変わるのはとても少ない)

この理由は裳華房の場合、誤植が見つかると、次の増刷の際には原版の該当箇所を修正した新しい原版を作って使用する、
つまり版を改めるから、裳華房の本は刷でなく版の番号がどんどん増えることになるんだよね
(第△刷というのは同じ原版で刷った回数で第●版というのは原版を作ったor改めた回数)

というわけで裳華房は出版した本のメンテナンスがしっかりしてる

ただし、品切れになってたのを最近になって電子的に復刊してるものは元の印刷したのをスキャンしてプリントしてるだけで
そのスキャンやプリントの分解能が裳華房は(朝倉や森北もそうなんだが)低いので細かい添え字とかが潰れかけたりして見づらいのが難点
(その点、共立からのその手の復刊(「復刊〜」ってタイトルに付けてる教科書の類…松村の「可換環論」とかね)は分解能が高いので見やくてGOOD!)