経済学に機会費用という言葉がある。
何かに時間を使ったとき、もしその時間働いていたら何円儲かったかを算出し、その収入を得る機会を失ったと考えるもの。
例えば、時給700円の人が勉強に2時間使った場合、その2時間を働いていたなら700円×2時間=1400円を得られたはずであり、その機会を失ったため1400円の損失と考える。

数学検定は級によるが、合格するためにはある程度の勉強時間を要する。
働いていた場合の時給を700円とする。
合格のための勉強時間全体が

10時間なら700×10 = 7000 7千円の損失(出費)

100時間なら700×100 = 70000 7万円の損失(出費)

1000時間なら700×1000 = 700000 70万円の損失(出費)

と算出される。もちろん、時給金額を何円に想定するかにより、損失(出費)金額は変わる。

一方で勉強や合格で得られる利益もあるだろう。
人によりその利益の大きさや形は違うと思うから、数検の受検が得か損かは一概に言えない。人による。

ただ、受検自体には大きな出費があることだけは忘れてはならない。
受験料と問題集のだけ代金ではない。