証明: 背理法による。どんなに大きな自然数Mに対しても、n < BB(M)を仮定すると矛盾が
導出できるような n ∈ {0,1,2,...}が存在すると仮定する。
公理が帰納的公理化可能なので、以下のような計算機械を構成すれば、必ず停止する

k = 0 とする
親プロセス:
(1).子プロセスに k < BB(M)を与えて起動する
(2).子プロセスが1つでも停止したら(3)へ
そうでなければ k を 1 増やして(1)へ戻る
子プロセス:
k < BB(M)が与えられたら公理 + (k < BB(M))から
矛盾の導出を試みて、矛盾を導出したらkを出力して停止
また、親プロセスが停止したら停止
すべてのプロセスは並行して行われる

この計算機械の出力する値を N とすると、N < BB(M)から矛盾を導出したので
N ≧ BB(M)を導出でき、状態数M以下のチューリングマシンをエミュレートして
N個を超える1を出力した時点でそのチューリングマシンは停止しないと判定できる。
どんなに大きな自然数Mに対してもこのことが言えるので、
任意の停止性問題を解ける計算機械が構成できることになり矛盾する。

よって背理法より※が示された。