>>153 補足
>「Sを全事象、確率事象Eは完全加法族で、Sの”可測”部分集合(但し、全事象Sをも含む)、Pを”確率”: P(E) (普通 P(E) =0〜1で、P(S)=1)とする」

確率事象Eは、一般に”Borel 集合族”だという。ここも、確率論の重要キーワードだけど
詳しくは、下記岩田先生 広島大PDFをご参照ください(^^
(まあ、最初は細かいところに拘らずに、どんどん最後まで読むべしだが・・(^^ )

http://home.hiroshima-u.ac.jp/iwatakch/
Welcome to My Home Page 岩田耕一郎 大学院理学研究科数学専攻・理学部数学科 広島大学

http://home.hiroshima-u.ac.jp/iwatakch/probstaC/lecturenote/probstatC2007rev.pdf
確率統計C 岩田耕一郎 広島大学2007
(抜粋)
P6
以後、S は一般的な集合を表す記号として使い特定のものを意識しない。とはいうものの
S は標本空間Ω を指すかあるいはRd の部分集合を指すことが多い。但しS = Φ だとそれを
定義域とする写像はつまらないものしかないので、S ≠ Φ としておいた方がよいだろう。
2.2 定義. S ≠ Φ かつB がS 上のσ-加法族であるとき可測空間(S, B) は非自明であるという。
この講義ノートでは必要な場合でもいちいちS ≠ Φ と断らないこともある。なお確率空間
に関してはP(Ω) = 1 であるから必然的にΩ ≠ Φ である。確率空間の最も重要な例としては
区間(0, 1], その上のBorel 集合族とLebesgue 測度からなる三つ組がある(まだこの概念に不
案内でも構わない)。Borel 集合族についてはこの節で正式に導入し、また第3 節でLebesgue
測度について一つのとらえ方を紹介する。
(引用終り)

つづく