>>689
>>あなたの引用箇所は、”ふしぎな戦略”について述べた箇所ではありませんよ
>「勝つ戦略なんかある筈ない,と感じた私たちの直観は,
> 無意識に(1)に根ざしていた,といえる.
> ”ふしぎな戦略”は,確率変数の無限族の独立性の
> 微妙さをものがたる, といってもよい.」(>>683
>とありますよ。

この文章も”ふしぎな戦略”の方法について述べた文章ではありませんね
”ふしぎな戦略”について述べた文章は以下の通りです

あなたは一度も読んでいないでしょう?
理解できるまで、何百回、何千回、何万回でも
読み直していただけますでしょうか?

「閉じた箱を100列に並べる。
 箱の中身は私たちには知らされていないが、とにかく
 第1列の箱たち、第2列の箱たち、・・・第100列の箱たち
 は100本の実数列 s^1,s^2,・・・,s^100を為す。
 これらの列はおのおの決定番号を持つ。

 さて1〜100のいずれかをランダムに選ぶ。
 例えばkが選ばれたとする。
 s^kの決定番号が他の列の決定番号どれよりも
 大きい確率は1/100に過ぎない。

 第1列〜第k-1列、第k+1列〜第100列の箱を全部開ける。
 第k列の箱はまだ閉じたままにしておく。
 開けた箱に入った実数を見て、代表の袋をさぐり
 s^1からs^k-1、s^k+1からs~100の決定番号のうちの
 最大値Dを書き下す。

 いよいよ第k列のD+1 番目から先の箱だけを開ける。
 s^k_D+1,s^k_D+2,s^k_D+3,・・・

 いま
  D>=d(s^k)
 を仮定しよう。
 この仮定が正しい確率は99/100、
 そして仮定が正しい場合、上の注意によって
 s^k_dが決められるのであった。
 
 おさらいすると、仮定のもと
 s^k_D+1,s^k_D+2,s^k_D+3,・・・
 を見て代表r=r(s^k)が取り出せるので
 列rのD番目の実数r_Dを見て、
 「第k列のD番目の箱に入った実数s^k_Dはr_D」
 と賭ければ、めでたく確率99/100で勝てる。
 (列の数nを増やしてε=1/nとおけば)
 確率1-εで勝てることも明らかであろう。」