確率論なら
モンティホール問題(ジレンマ)が面白い

要するに以下の問題だ

箱が三つある
その中に一つだけに宝物が入っている
他二つは空箱
解答者は宝が入っているだろうと予想する箱を指す
すると(答えを分かっている)出題者が残りの二つの中のハズレ空箱一つを開ける
この時点で未開封は二つとなる
さてここで解答者に命題を提示する
今選んだばかり箱をそのまま解答とするか?最初に選ばなかった残りのもう一つの箱に換えるか?

この命題に対して
知能指数♀世界一と言われるマリリンが選び換えた方が良い
選び換えるべきと提唱する
当たる確率は2倍に跳ね上がると豪語するのだ

このマリリン解答に
数学好きの一般人はもちろんプロの数学者も大反論!
マリリンは間違っている
確率は変わらない
知能指数世界一の貴女も数学の才能無し
等々ボロクソにマリリンを叩くのだった

マリリンは何度も何度も
より詳しく
より分かりやすい例を挙げて
数学者たちに説明する
しかし数学者たちは更にマリリンを馬鹿にする事態に

その後
数学者たちはコンピューターによるシミュレーションや
実験を行う
するとマリリンの言った確率が正しく箱を換えた方が良い結論に達した
マリリンは正しかったと数学者たちは反省するようになっていた

箱を最初に選んだ時点では確率は3分の1
と言うことは残りの二つには3分の2の確率で宝が入っている
つまり選んだ一つを放棄して残り二つを同時に開けた方が宝を得る確率が高いわけだ
モンティホールではその残り二つの内のハズレ空箱を教えてくれる
だから箱を換えれば当たる確率3分の2は保障されるわけである

モンティホール問題(ジレンマ)
単純明快なプロブレムだが
直感では換えても換えなくても当たる確率は同じように思う
だが実際は異なる
数学者も間違える正にマジック

マリリンは直感で換えるべきと思ったようだが
マリリンが如何に知能指数が高いかを世間に知らしめる結果となった