まあソレは判ります。だから分子生物学とか再生医療とか生化学とか、大部隊を率いて機材
も大規模で試薬も高価、そして優秀な人材の確保も必要という立場は、相当に大変であり、
であればこそCiRAの山中さんとかのご苦労が偲ばれます。宣伝も必要だし、なのでウケ狙
いもしないといけないだろうし、謙虚に振舞い、そしてマラソンに参加して大規模予算の投下
に対しての理解を求める。それこそこういう事をしないと、若い者達を喰わせる事は出来ま
せんよね。これは例えばマイケルジャクソンというシンボルが何百人というスタッフを喰わせ
てるのと同じで、だからこそストレスも溜り、自殺したくもナルでしょうね。

そういう意味では『TVの前での笹井の猿芝居』も、まあ判りますよ。あの状況では、そして特
に日本の一般大衆を相手にすれば:
★★★『時間を掛けてその基本を理論から説き起こすよりも「若い姉ちゃんを広告塔に据える」
         という手段で、しかもムーミンとか割烹着で親近感を持たせて世間の気を惹く方が効率的』★★★
ですわ。例えば飲み屋のアルバイトでは誰を雇うか、ですが:
1.ちゃんと仕事が出来て料理もするし、頭がいいブス。
2.オツムがカラッポでも愛想が良く、可愛くて胸が大きい。
のうちで「このどちらを選ぶか」と全く同じですわ。

かつて秋葉のパソコンショップで、その店員の姉ちゃんが、知識は何もないけどスカートが短
くて胸が大きいのと『全く同じ』ですわ。効率的に沢山売る事だけを考えれば、特に日本では
「この選択」しかないでしょうね。

でも、だから『こそ』言ってるんです。『理研ともあろうに、牛丼屋みたいな事はスナ』という事。
理研はあくまでも「料亭一力みたいに堂々と振舞いなさい」という理想論を言ってるんですわ。