>>377 つづき

<ステップ6>(時枝は成立しないにもかかわらず、なぜ成立するように見えるか?)
1)本題の前に、時枝記事の解法派の唯一の道は、「フルパワーの選択公理を使ったから」だろうが・・
 1.最初の箱の数列の構成と箱の並び変えまでは、選択公理は不要だ。
  だから、フルパワーの選択公理使用は、時枝記事のキモの同値類の構成以降決定番号までに限定される。
  <ステップ5>の現代確率論から導かれる上記結論(P(s1)=P(s2)=・・・=P(sm)=P(sm+1)=・・・=P(sn)=1/6)に反論の余地は無い。
  反論の余地があるとすれば、時枝記事の解法に数学として厳密な証明を与えた場合のみ。だが、それは無理だろう・・(^^
 2.繰返すが、可算無限数列のしっぽの同値類から代表および決定番号を決めるところで、フルパワーの選択公理が使われる。
  これが時枝記事の解法のエッセンスだ。これで、確率99/100が導かれるが、ここが、トリック(疑問点)満載の箇所だな〜。(^^

つづく