>>629
小平先生「解析入門」の流れを見ますと

ア:c(θ)^2+S(θ)^2=1を満たす収束する無限級数を構成
イ:e(θ)=c(θ)+iS(θ)が回転を表すと期待される関係式e(θ+φ)=e(θ)e(φ)を 
 満たす事を証明
ウ:複素平面(←ここがア・プリオリに与えられすぎててちょっとよく分からない)上に
 おける原点O、(1,0)A、(c(θ)、S(θ))Bの3点において
 0A^2+AB^2=1(アで証明した等式による)=OB^2(イで証明した事により
0Bは0Aを回転したモノと考えるため)


によって三平方の定理が示されている気がします。
ただ少し引っかかったのは更にそこから円弧の長さを定義する時に
三平方の定理を内密に使用している事がちょっと気になります。
もう三平方の定理は既に証明された(角度を厳密に定義し終えた)ので
円弧の証明にはもう使っていいのかな?
因みに小平先生「解析入門」では三平方の定理とのロジックの流れには
1mmも直接触れていませんので、三平方の定理の構成或いは証明の
どこからを認めてどこからを厳密に構成し得たかは読者に完全に委ねられています