>>632
歴史的発見の順序と論理の組み立て方は区別する必要があります
我々の直観その通りに論理を進める必要はないですし、そんなことはできないのです

数学では公理を出発点としますが、その正当性は何者にも保証されませんし、正しいか正しくないかという議論の対象にもならないのです

>(通常の距離以外にも)いくらでで異なる定義を与える事は可能でしょうが、
これは、数理論理の言葉で言えば、一つの公理系に対して異なるモデルを考える、ということに相当しますが、とにかくいくらでも前提を変えれば、結論はどのようにも変わるわけです
前提が間違ってる間違っていない、という問題ではなく、前提を変えれば異なる結論が得られる、というだけなのです

しかし、我々の直観に沿うものと沿わないものが確かにあるでしょう
でも、その直観とのズレ、は数学に持ち込むべきものではありません
逆に、我々の直観に沿うものが正しいか、というわけでもないです
そして、その我々の直観に沿う、という正当性も、数学内では解決できるものでもありませんし、解決すべきものでもないんです