>>289
> 自然数の選び方の確率分布が定められるなら9/10といえるが
> そうでなければ、9/10だとはいえない、というのが今の確率論では

10個の自然数N^10が固定されていれば確率は9/10であり>>284が正しい。

標本空間を直積集合Ω=N^10×K, K={1,2,...,10}に取り、N^10が固定されていなければ貴方の言うとおり。
しかしs=N^10が固定されているなら考えるべき標本空間はΩ_s={s}×Kであり確率は9/10である。

時枝記事では箱にs∈R^Nがしまわれた後にゲームがスタートする。
ここで考えるべき標本空間はΩ_s=K, K={1,2,...,100}である。確率は99/100(以上)である。
ここでいう確率とは1つのsが与えられたときにプレイヤーが勝つ確率である。
任意に選ばれたs∈R^Nに対し、「同一のsに対して100回同じ戦略を採れば99回以上勝てる」というのが箱入り無数目。
「同じ戦略を採る」とは各試行で100面サイコロを振って1列を選ぶことを指す。