>>66
> 期待値ってなんだ?多数回の試行をすれば漸近していく値だろう?大数の法則でな。

違います
期待値の定義は、確率による加重平均です
この定義などから数学的に推論することで
ある試行が"一定の条件"をみたすとき、その試行を独立に多数回行うと、その結果の平均は期待値に近くなる確率が高い
などの事柄が導出されるのです

さて

それぞれA,Bの金額を確認したとき、その金額が何であってもお互いに相手の金額の期待値の方が大きい
任意のa,bで E[B|A=a]>E[A|A=a] かつ E[A|B=b]>E[B|B=b]

が成立するような確率分布がどうなっているかを 調べてみると
大数の法則の前提条件である"一定の条件"を満たしていないことがわかります

従って、大数の法則はそのまま適用できず、数学的な矛盾などは起きていないのです。

ただし、ここではそのような確率分布に矛盾がないことを言っているだけで
元の封筒問題がそのような確率分布に従っているとは限りません。