17年11月号の講評です。

■出題1: (1)はレベル4 (常連正解率95%),(2)はレベル8〜?(常連正解率20%以下)

加古先生出題の良問。
周期関数を要素とする行列の正則性を問う問題でした。
(1)は正攻法で解けるので余裕でしょう。
場合分けが出てきますがこれで手こずるようでは修行が足りません。

(2)は七転八倒必至の難問に感じました(正攻法で突っ込みすぎたか。)
あっさり解けた人がいるなら手を挙げてください。
栄えある『とあるエレ解常連』の称号を譲ります。
その代わり来月から講評をお願いします。


■出題2: 問題1, 2はレベル3(常連正解率100%),番外問題はレベル4?(常連正解率90〜95%?)

岩I先生の問題。
ビギナー向け教科書のcoffee breakコーナーにあるような軽めの問題。
「滑らか」の定義を知らないとポカーンとなってしまいそうですが
よもや数セミ読者で困ってしまう人はいないでしょう。
番外問題がちょっとだけ面白かったかな?程度の印象。

決して悪い問題ではないのですが、私は時弘先生や加古先生が出題するような
骨も心もバッキバキに折れそうな難問が好みです。
税込1177円で何日何時間も我を忘れて熱中できるのですから安いものでしょう。
難しすぎて絶対解けないというならストレスフルで嫌にもなりますが、
諦めなければいつかは解ける(解けないときもあるが)という絶妙な按配。
ファンは私以外にも多いはずです。絶対。知らんけど。