「数学の問題」第3集、日本評論社 (1988)から

〔問題41〕
水平に一直線に伸びている線路の上を、一定の速度で走っている列車から、遥か遠方にある平行四辺形に建てられた煙突が見えました。(◇PQRS)
地点A、B、Dを通過した時刻を計ったら、下記の表のとおりでした。

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A(PとRが重なって見える)    18:32
B(PとQ、RとSが重なって見える) 19:32
C(QとSが重なって見える)    ?
D(QとR、SとPが重なって見える) 19:56
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ところが、あいにくCの地点では
、すれ違った列車に邪魔されて、通過時刻が計れませんでした。
しかしよく考えてみたら、点Cの位置は、4本の煙突が平行四辺形をなす限り一定であることが分かりました。
この事実を証明し、点Cを通過した時刻を求めて下さい。

・文献
一松「数学100の問題」p.30-31 日本評論社 (1984)