自分の体験として語るよ。私の主観。それはあなたの感想ですよね、と言われても良い話。
NYCブルックリンのグリーンポイントで生まれ10歳の時に日本に来て日本の小学校に入った。
これが大変居心地が悪かったんだよ。頭の上に?マークが3つぐらい浮かんでいる状態で通ってた。
ブルックリンと東京2つの都市だけ比較して、日本と合衆国の比較にはならない事は熟知していた。
しかし、日本には名状しがたい全体主義が存在し、皆が正しい事を正しいと思え!とか
皆が間違っている事を間違ってる!と思えという同調圧力を痛いほど突き刺さった。
平和な社会に寄与する帰属意識は良いとしても、個人の尊厳・人権・実存に及ぶ
暴走した「仲良しごっこ・みんな一緒主義」は思想的暴力だと感じた。

妥協親から惹き起こされる、社会に出る子供達の不全は、この様な順応主義が原因なんだよ。
親が家庭の中だけでも、「一般に皆んなが異口同音に語る言葉も疑えよ!」と教えるから事が出来れば
子供達の不幸は程度の差こそあれ軽減される筈だ。

私はブルックリン(ベトナム戦争時代の)や、オーストリア(欧州)とNZ、パリ14区に住む人生を送ったが
日本は確かに治安の良い世界でも住みやすい国ではあるが
1つだけ問題なのは
皆んな一緒に手を繋ぎ、そして、異分子を徹底的に攻撃する所だ。
ここに関して、日本人の知の低下と教養の崩壊を感じる。
オーストリアもニュージーランドもパリも、日本では「変わり者」と言われる人達が
「個性的だ!」とリスペクトする人達ばかりだった。

妥協親が外国で暮らしたかどうか?はともかく
狭い日本の常識という非常識を新興宗教みたいに教える事が妥協親の最大の罪では無いだろうか?
アンテナを張り巡らせ、世界の様々な情報にアクセス出来ない親が
本当の害悪にしかならない妥協親なんじゃ無いかな?